2010年1月25日月曜日

仮想世界ゲームⅥ


 仮想世界ゲームも最終第7セッション、というよりゲームに貢献したメンバーの表彰式で全て終了である。今日は、3年生の最後の授業日でもある。昨夜、投票結果をもとに表彰状を作った。N地域とW地域の企業主、それにE地域の政党主が投票でほぼ同数。3人を表彰した。他にも表彰したいメンバーが多くいるが、全員のコンセンサスも考えて断腸の思いで3人にしぼったのだった。
 最後の授業では、世界に羽ばたけ!とばかり、1人旅の思い出話で思い切り笑わせた。例のすべらない話シリーズ(2009・12・26日のブログ参照)である。しかし結論は、やはり『地球市民たれ!』…これしかない。
 推薦図書をB4で7枚分に綴った「1tの本を読め!」も約束通り配布した。心待ちにしてくれていた生徒もいて嬉しい。
 我が地理Bの進行係のメンバーも4限目の授業が最後だった。「仮想世界ゲーム無事終了、ゴクロウサン!」ブルキナファソを思い起こさせる練乳入りの「MAX―COFFEE」で乾杯!である。なんと、プレゼントを4人が用意してくれていた。夫婦茶碗である。ありがたいことだ。地理Bのメンバーには、改めて、写真やブルキナファソ留魂録や開発経済学テキストなどCDに焼いて卒業記念として渡したいと思う。
 放課後、社会心理学からのリサーチを担当してくれていた2人を呼び、今回の仮想世界ゲームの原本である広瀬先生の「シミュレーション世界の社会心理学―ゲームで解く葛藤と共存 」を渡す。広瀬先生には誠に申し訳ないが中古本で取り寄せたものだ。しかし、2人は大喜びしてくれた。進行係の4人もリサーチ係の2人も、終わってからの本音を聞くと、やはりプレーヤーとして参加したかったとのこと。せめてもの気持ちである。
 本校に赴任して、この4月で8年になる。一生懸命に生徒にぶつかり、様々な取り組みをしてきた。そして、それ以上に本校の生徒はいつも答えてくれた。教師冥利に尽きるのである。
 ところで、今日は愚息の修士論文の口頭試問だったらしい。スーツを着て大学院に行ったそうである。私も、この仮想世界ゲームの実施報告書をさっそく書き始めた。修士とはいかないまでも学士論文くらいの内容にはしたい。それが、素晴らしい生徒たちへの礼儀でもある。

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