2021年10月20日水曜日

文科省の意見募集考

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comment.e-gov.go.jp
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どうやら、文科省の教員免許更新制停止は既成事実らしい。10月1日から31日までの期限付きで、免許更新停止後の教員研修についての意見を広く一般に求めていることをWEB記事で知った。題して、ー「令和の日本型学校教育」を担う教師の学びの姿の実現にむけてー に関する意見募集である。

私は、できるだけ教師の負担を軽減すべきだと思っている。高校の教師は特に教材研究や部活の指導、校務分掌の雑務など、それぞれの学校で違うがかなりの負担を強いられている。教育委員会などの研修は、必要だとは思うけれど出来る限り軽減してほしいし、やる気のある教師なら、そういう研修とは別に、自己研修を積み重ねるはずだと思う。

私は、特にESDをライフワークとしてからは、JICAのセミナーやNPO主催のワークショップ、後半は京大の公開講座などで自己研修に励んだ。もちろん、研修に参加するだけでなく、それを文章化することもしてきた。「高校生のためのアフリカ開発経済学」はその集大成で、ヴァージョンも次々とアップした。ワークショップで学んだことは、教育実践に活かしてきた。また、海外に出た時は、必ず文章化してまとめてきた。これで終わることなく、そこから新しい学びが始まり、何冊もの本を読み、自己研鑽が深まっていくものだ。

アメリカの研究は、10年ほど続いた。アフリカの研究も10年以上やっている。イスラエルやポーランドの研究も大きな成果があった。生きたパワーポイント教材も作れた。マレーシア時代はマレーシアの研究をひたすら行った。ほんと今回は遊びと決めて行ったオーストラリア・パースでも、結局教材研究の旅となってしまった。

私がしてきたことを、他の優秀な先生方が出来ないわけはないと思う。それを研修と認めてくれると実にありがたいと思う。お上が決定した研修には、その「時」に応じた、きちんとした教育行政的なロジックがあるだろうし、否定するつもりはないが、もっと自主研修が認められ、推奨されるようになってもいいのではないかと思うのだ。

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