遺言2002から20年。たしかに、北の国からの黒板一家の物語が私の中でも続いているように思う。「どっちかが死ぬまでやろう」と倉本聰氏は田中邦衛氏と約束していたそうだ。
内容に関しては、記事を参照していただきたいが、アニメ化するとかしてなんとか作品にできないものだろうかと思う。とはいえ、田中邦衛のあの味は出ないだろうなあ。
ESDとアフリカの開発経済学をライフワークにしている元大阪市立高校教諭のブログです。ケニア、南ア・ジンバブエ、ブルキナファソに足を運びました。58歳で、マレーシアの日本語学校に3年半勤務、その後四国最西端の三崎高校公営塾塾長となり、64歳で大阪に戻り、兵庫県の私立高校の2年間を経て、4月から大阪市の私立高校にお世話になっています。 メールアドレス:bfa.katabiranotsuji@gmail.com
遺言2002から20年。たしかに、北の国からの黒板一家の物語が私の中でも続いているように思う。「どっちかが死ぬまでやろう」と倉本聰氏は田中邦衛氏と約束していたそうだ。
内容に関しては、記事を参照していただきたいが、アニメ化するとかしてなんとか作品にできないものだろうかと思う。とはいえ、田中邦衛のあの味は出ないだろうなあ。
いろいろ調べるうち、Gmailは、複数のアドレスを作れることが分かった。そこで、2つ目のアドレスを作り、新期にアマゾン用に使うことにした。
アマゾンの最も良いところは、古本を格安で手に入れれることである。状態のいい古本で十分な場合、極めて有効だからだ。今回手に入れようとしたのは、受験のページで探し出したお勧め本ばかり。「ヨコから見る世界史ー試験で点が取れる」、「荒巻の新世界史の見取り図・上」、「大学受験ココが出る!!世界史ノート三訂版」の三冊。発送料金の方が高額になった。(笑)
共通テスト対策の問題集は、さすがに古本では無理だが、まずはこの3冊から受験の世界史スキルを高めようと思う。
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https://style.nikkei.com/article/DGXMZO60627410S0A620C2000000/ |
質は、重さをはかる斤が2つ、貝の上に並んでおり、貝(当時のお金)の重さが等しいこと、名目に値するだけの中身を持ち合わせているという意味になる。つまり中身が充実していることだといえる。実は誠実の実を表している。よって、「質実」は、(中身が充実した本物なので)飾り気がなく、(同様に)真面目なことである。
「剛健」は、体が強くて丈夫であること、すなわち、たくましく、健やかであることを意味する。
…この「質実剛健」という言葉は、明治天皇の1908年の戊申詔書の中の「国民は充実に仕事に励み、勤勉に倹約をして生計を立て、自ら質実を重んじ、自らを励み勉め続けなければならない」から来ているらしい。当然ながら、これは明治天皇オリジナルではなく、日露戦争後の社会的混乱の中、当時の桂内閣の内大臣が閣議に提出したものらしく、外相・小村寿太郎、海相・斎藤実は反対したらしいが閣議を通り発布されたもの。日露戦戦争を勝利し、一気に近代国家の一員となった日本の国運の発展のための標準的な国民道徳といってよい。
…私の倫理の教師的感覚では、質実剛健という語には、朱子学的なるもの、陽明学的なるもの、武士道、さらには国学的な日本人の愛する古来の清らかさが含まれていると思われる。
…ところで、この戊申詔書を推進した内相の平田東助という人物、なかなか興味深い。彼は藩校で学んだ後、江戸の古賀講堂で学んでいる。ここの主・古賀謹一郎は、儒学者でありながら洋学志向で、河合継之助なども門人である。また勝海舟と洋学を学ぶ教育機関を作っている。ここに、後の寺島宗則や西周(薩摩)、村田蔵六=大村益次郎(長州→宇和島)などを招いている。こういう師をもった平田東助は、慶應義塾で英学を学び、岩倉使節団に随行、ロシア留学の予定が、条約改正に活躍した青木周蔵や吉田松陰門下の品川弥二郎らの説得でドイツ留学に切り替え、ハイデルベルグ大学で博士号を取得。ドイツ法の専門家となっている。奥羽越列藩同盟の米沢藩出身でありながら、長州閥の官僚となる。伊藤の憲法調査団随伴、さらに帝国議会発足後は山縣有朋の側近となる。最後は元老に次ぐ実力者であったようだ。ちなみに、神社合祀令を強く推し進めたことでも知られる。これに猛反対したのが南方熊楠や柳田國男であったという。最終的に、正二位。伯爵。
…儒学的でまた国学的な要素を含むの質実剛健という語は、実は洋学の徒によりつくられたわけである。日本の多層的な思想の状況を垣間見るようで面白いと私は思う。
…閉話休題。質実剛健なる人物は、多いようでなかなかいない。私がふと浮かぶのは、京大出身の先生方である。共通点は、京大出身であるということを自分からは絶対言わないし、当然ながら自慢などしない。頭の良さは本物で、私などは足元にも及ばない。しかも意外にスポーツマンで部活指導に熱心だったりするのが共通点。まさに、一流、質実剛健の人物のような気がする。
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不在者投票の場所 三崎支所 |
小選挙区制は、私はいろいろと問題があると思っている。投票行動という視点から見ると選択肢が狭いことだ。愛媛4区の自民党の新人候補は、先の総裁選で4位になった女性議員とポスターに写っている。どうもこの女性議員の主張には納得できないことが多かった。彼女と議員活動をするのなら、…どうしようかなと思っていしまう。
中選挙区なら、自民党でも複数の候補が出ていた。派閥選挙となり金権選挙批判があったが、選択肢は広がる。野党も統一候補などというややこしい野合をする必要もなかった。中選挙区制は、マイナス面もあるが、プラス面もある。選挙で勝つために、自民党内でも競争が激しくなり、議員は鍛えられる。そのダイナミズムが51年体制以降、自民党が長期政権を維持してきたのだといえる。
今は、選挙区の公認をとることに議員は汲々としている。だから言いたいことも言えず、忖度することになる。少しゆるい独裁制に近くなる。安倍政権が長期化したのは、このシステムによるものだ。大局から見ると、私は中選挙区に戻すべきだと思っている。
ところで、私は愛媛4区といっても佐田岬半島のはしっこに住んでいるので、選挙カーなどとは無縁な日々を過ごしている。大阪だと、やたら選挙カーと会うのだが、なんだか、静かな総選挙なのである。
1年生で、英語のディベートとは、かなり高度な授業だと思う。M高校の英語科では3年でやる内容だ。ところで、昔々、M高校の時、国語科の生徒を連れて、滋賀県の膳所高校に、ディベート甲子園の近畿大会に参加したことがある。対戦したのは、こともあろうに膳所高校のディベート部で、見事にボコボコにされた。彼らは、京大の法学部あたりに進み、弁護士を目指すのではないかとその時確信したのだった。あまりいい思い出ではない。(笑)
「立論が大切だよ。」と生徒と話していたのだが、全て英文のプリントに書き込んでいるので、それ以上は何もできない。早々に退散したのだった。
この後、漢字の学習に来てくれたW君に聞くと、授業中に水分を取ることは是か否かという命題らしい。アメリカの高校を視察した時、かなりフリーだったように思う。日本では、まあありえないのだが。W君のカナダでの経験では、否らしい。
明日は2時間連続でやるそうだ。頑張れ、1年生。
3年遠足 USJにて この中にM君がいます |
こうして教え子が、教師の道に進んでくれることは、まさに醍醐味である。彼は、マレーシア渡航の際、関空にも見送りに来てくれたし、帰国後、三崎にも来てくれた教え子である。私はH高校での3年間、ほんと一生懸命にクラスを作ってきた。それを最も近くで見てくれていた教え子である。余計に嬉しい。
三崎に来た時、常勤講師として、バスケットボールの顧問をしていると言っていた。できれば野球部を持って欲しいと思う。もちろん本人もそう思っているだろうが。
いずれその時が来るはずだ。地に足をつけながら精進して欲しい。大いに期待している。
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http://polandball.blog.fc2.com/img/z038_20180304163255f13.jpg/ |
アフリカには、赤道ギニアやエストニアとか、とんでもない政治状況の国も多いのだが、王国で独裁を今だにしているのは、ここくらいである。アフリカでは、モロッコもレソトも王国だが、立憲君主制で政治的権限は大きくない。
実際、かなり豪勢な生活をしており、プライベートジェットも持っている。国民の方はHDIでは138位/189か国。南アフリカがアパルトヘイトを維持していた時、ここに工場を移転して国際的な批判を切り抜けたことでも有名である。この時期の遺産が1人当たりのGDPを挙げていると考えられるが、国王の贅沢は、まるでブルボン王朝のようなプレモダンさだ。
ようやく、若者が立ち上がっているわけだが…。
先日は、愛媛県内のある町から、町長・教育長がじきじきに視察に見えるということで町教育委員会から連絡が入った。基本的に学校側が視察を受けいれたら、塾に拒否することはできないと私は考えている。学校との連携を重視しているし、サポートに徹するべきだというのがポリシーだからである。
それ以前にも、熊本県の公営塾から視察したいとの連絡があった。日程はまだ決まっていないが…。さらに今朝、北海道の2つの町が合同で、三崎高校と塾を視察したいという打診があった。幸い、愛媛の視察、SDGsの研修とはズレているが、3日連続になりそうである。実は期末試験直前なのだ。…うーん。
講師のJ君とそんな話をしていたら、「高知の公営塾の講師からも視察の打診があるのですが、どうしましょうか。」ゲゲゲ…。こうして視察したいと言ってもらえるのは、実に光栄であるのだが…。
…明日は、大阪から中学生と保護者が学校訪問に来られる。
体育館では、文化祭で愛媛大ダンス部とコラボするダンスの練習をしていた |
さっそく、志望理由書を書かねばならない2人の生徒と懇談し、一気に激励・指導した。志望理由書は、その生徒にしか書けないような内容でなければならない。過去・現在・未来と三段階に分けて書くのが基本。そこに志望理由となる事例を挿入し、アドミッションポリシーを念頭に、特色ある授業などを調べ、何故その大学で学びたいのか、を明確にしなければならない。
2人に個別に全魂で指導した。その後は、帰国子女の1年生に明日の漢字テストのための指導。徐々に得点は上がっているが、難語が多い。苦労しているが、ここでも激励に次ぐ激励。
さらに理系を目指す1年生の選択科目の話。進路指導主事の理科の先生にご足労願って、我が塾の理系講師も交じって討論会になった。その後、個人的にフォロー。
その間にバス組の送迎もあって、ふと気が付くと21:00直前だった。寮生が点呼に遅れると大変である。慌てて追い出した。(笑)そんな多忙な1日。
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拡大可能です。https://public- comment.e-gov.go.jp /servlet/Public?CLASSNAME=PCMMS TDETAIL&id=185001189&Mode=0 |
私は、できるだけ教師の負担を軽減すべきだと思っている。高校の教師は特に教材研究や部活の指導、校務分掌の雑務など、それぞれの学校で違うがかなりの負担を強いられている。教育委員会などの研修は、必要だとは思うけれど出来る限り軽減してほしいし、やる気のある教師なら、そういう研修とは別に、自己研修を積み重ねるはずだと思う。
私は、特にESDをライフワークとしてからは、JICAのセミナーやNPO主催のワークショップ、後半は京大の公開講座などで自己研修に励んだ。もちろん、研修に参加するだけでなく、それを文章化することもしてきた。「高校生のためのアフリカ開発経済学」はその集大成で、ヴァージョンも次々とアップした。ワークショップで学んだことは、教育実践に活かしてきた。また、海外に出た時は、必ず文章化してまとめてきた。これで終わることなく、そこから新しい学びが始まり、何冊もの本を読み、自己研鑽が深まっていくものだ。
アメリカの研究は、10年ほど続いた。アフリカの研究も10年以上やっている。イスラエルやポーランドの研究も大きな成果があった。生きたパワーポイント教材も作れた。マレーシア時代はマレーシアの研究をひたすら行った。ほんと今回は遊びと決めて行ったオーストラリア・パースでも、結局教材研究の旅となってしまった。
私がしてきたことを、他の優秀な先生方が出来ないわけはないと思う。それを研修と認めてくれると実にありがたいと思う。お上が決定した研修には、その「時」に応じた、きちんとした教育行政的なロジックがあるだろうし、否定するつもりはないが、もっと自主研修が認められ、推奨されるようになってもいいのではないかと思うのだ。
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https://www.asahi.com/amp/articles/photo/AS20211015001730.html |
私は、そんなにプロ野球のファンではないが、やはり松坂は特別なピッチャーである。あるWEB記事に、松坂の印象深いシーンは?というアンケートがあって、甲子園での春夏連覇が圧倒的に多かった。だが、私はWBCでの活躍を上げる。2回連続優勝、2回連続MVP。イチローの活躍もあったが、やはり松坂が凄かった。この大活躍が、まさに彼の頂点。その後は一気に力を落としていったような気がする。
彼の選んだ道は、ボロボロになるまで現役を続ける道だった。今日の投球も、厳しい状況だった。ホント、見事にボロボロだった。私の美学とはちょっと違うが、これもまた彼の美学なんだろう。
お疲れ様。WBCの感動をありがとう。ドキドキしながら見た素晴らしい試合だった。
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https://kitonaru.com/ikata-setoaguritopia-sizenkansatu/ |
今日は、共通テストの政経と倫理の問題をプリントアウトした。倫理については1月の共通テスト後すぐに見て以来。政経は実に久しぶり。
政経の最初の問題は、HDIの問題。説明として誤っているものを選べという内容。
1.この指数は、国連開発計画によって発表されている。
2.この指数は、人間の基本的ニーズの充足を目指す中で導入された。
3.この指数は、寿命、知識、生活水準をもとに算出されている。
4.この指数は、ミレニアム開発目標の一つとして策定された。
秒殺問題に近い。4が間違い。ちょっと2の記述の表現が気になるが、明らかに4は違う。政経についても、ちょっと、じっくりと研究していこうと思う。ところで、共通テストの政経受験対策は、基本的な、あるいは重要な語句の暗記がかなり重要なようだ。私などは、メタなスタンスでの話や、現実の政経の動きがもっと重要だと思うのだが、受験のスキルとしては、暗記ありき。まあ、世界史や日本史と比べるとはるかに量は少ないが…。
政治分野に関しては、中学の教科書が意外に役立つそうだ。中学と高校の学ぶ内容の差はそんなにない故である。確かに私もそう思う。経済分野は高校の内容のほうが濃いので、意外に経済から教えるのもありかと思う次第。
ところで、帰国子女の漢字学習を今日もやった。中間考査前、彼はメンタル面でかなり弱気になっていた。今回は、諦めていた世界史を英語講師のJ君がプリントの問題を英訳してくれていて、後に私が解説したということもあって、だいぶ勉強したようだ。ただ、プリントの問題と実際の問題の内容はかなり違っていて、それも凝縮された文章になっていたようで、質問内容の理解が難しかったそうだ。答えは英語でも可だったのだが、あまり上手くいかなかったらしい。だが、三崎高校の先生方は、彼の努力を十分認めてくれている。
少しずつでもいいから日本語のスキルを上げていこうと激励につぐ激励をしていた。あきらめてはいけない、と。こんな激励が出来たのは、私自身の中で、今朝の嬉しいことがあったからのような気もする。そう、私もスキル・アップをしていきたい。
今日の画像は、秋になると佐田岬半島に海を越えて飛来する貴重な蝶・アサギマダラである。
三崎高校の方も、中間考査が終わって、文化祭シーズンになる。今年は、生徒会の役員の塾生に聞くと、生徒数がさらに増えたので、午後の生徒会企画(個人や有志のグループが舞台で何かパフォーマンスをする)の参加希望者が増えていて、時間的に全部は参加できないようだ。そこで、事前オーディションをするらしい。昔、商業高校にいた時同様のオーディションがあった。懐かしい。ところで、学校側から、今回の中間考査で欠点を取ったら参加不可というお達しがあったらしい。1年生や2年生は数学の平均点がかなり低そうで、オーディションに参加できる者はかなり減少したのではないか、という風評が流れている。(笑)
人生、なかなか思いどおりにはいかないものだ。
私は、何があろうと、ただひたすら、前を向いて進んでいきたい。
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https://www.123rf.com/photo_143037313_stock-vector-vanuatu-countryball.html |
これは、都市伝説などではなく、科学的な観測結果である。三崎は中央構造線の上にあるので、特に心配である。と、妻と話している。
いざという時の為、何が最も大事か?と妻に聞かれ、PCとハードデスク(写真などの重要な思い出と、これまでの教材研究のデータが入っている。)重要書類(教員免許更新証明書等)はいつも持ち歩いているザックの中に常時入れている次第。
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https://docoic.com/6946 |
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http://ianpindar.blogspot.com/2010/11/in-memoriam-gilles-deleuze-18-january.html |
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a08867adf10dbd8a51cf5dd283d6f63daf1e767
講演会で、「ポストモダン(近代国家成立以後=現在)以後の世界はどんな世界になるのか」という質問に対して、とっさに「近代以前に退行する」と答え、ふと腑に落ちたとのこと。
…ここで、内田樹氏はフランス哲学に造詣が深いので、ドゥルーズのポストモダンを意味していると思われる。それまでの近代国家の物語の基軸は、ロックやルソーの社会契約論が支持された故にホッブズの万人の万に対する戦いというプレモダン(近代以前)を超克したということと、内田樹氏は語る。だが、その物語の上に成り立つ社会は、所詮、人種、国籍、性別、新疆、階級、政治イデオロギーなどの虜囚となった近代人は主観でしか見れず、決して客観ではないことを自覚していると分析する。まあ、ドゥルーズのリゾーム論である。社会のコードが失われ、それ故に、節度を失い、公共財すら私財化していく、プレモダンに逆戻りするというわけだ。
…この退行過程は、私などはついつい中国共産党の姿にオーバーラップする。ロシアがウクライナからクリミアを奪った時、プレモダンへの逆行と言われた。南シナ海での覇道や一帯一路での経済侵略もまた同じ。歴史は繰り返すのか…。
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https://www.town.ikata.ehime.jp/soshiki/23/10815.html |
昨年この商品券を手に入れて、随分と得をした。町民1人あたり1万円で、町内の店で2万円使えるという、大盤振る舞いの商品券なのである。我が家は妻と2人だから、2万円で手に入れ合計4万円分使えるわけだ。昨年は、近くのローソンと町役場近くのガソリンスタンドでほぼ全て利用した。放送によると、昨日引き換え券を発送したとのこと。
帰宅すると、届いていた。おそらく町の税収も少しは伸びるだろうが、かなりの負担だと思う。まあ、数字だけの問題ではないのだろう。どうしても我々の消費行動は八幡浜など町外が主になるから、それが町内に戻ること、そういう活性化が狙いだと思う。とはいえ、前述のごとく我が家が使うのはローソンとガソリンスタンドが主で、消費行動パターンは商品券があるなしに関わらずほぼ同じである。あまり町の狙いにはそぐわない。ちょっと申し訳なく思うのだった。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211011/k10013279221000.html |
巨人や地元のチームに是非とも入団したい選手もいるだろう。無理をしてドラフトを拒否した選手もいる。だが、人気球団でないがゆえにメジャー挑戦できた選手もいる。そう考えると、人生いろいろである。
考えてみれば、公立高校の教員も、ドラフト会議はないが、最初にどんな学校に行くかは、自分で選べない。私は、商業高校であった。面白いのは、普通科の先生でも、そのまま商業高校を移り変わっていく人も多かった。女子が多いので指導しやすいということだろうか。私はまさに異質で、工業高校を望んで転勤した。私は女子より男子の方が指導しやすいと考えていた。まあ、今もそうだ。工業高校から商業高校への移動は多いが、私のような例は稀だろう。工業を渡り歩いた先生もいる。さすがに工業高校に15年もいたので、次に進学校に移った。これは大きな転機になった。進学校を渡り歩いていた先生も多く知っている。まあ、人生いろいろ。どれが幸せなのかは分からない。
きっとプロ野球も、教員の世界も結局は、良きところ、良きところとチーム愛や愛校心を燃やしてやっていくことが幸せなのではないだろうか。…そんなことを考えていた。
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https://www.ehime-np.co.jp/article/news202101120083 |
https://news.yahoo.co.jp/articles/679f49f87cc52d108bd3ab9550f1207b5ece058d
https://www.youtube.com/watch?v=WBBlQAxZSGE
https://www.youtube.com/watch?v=B1L5J2QoDJo
このブログでその内容を云々したくない。それは高校教師としてゆるせない内容であるからだ。私は、教壇やブログにおいて、特に国内の政治的には中立の立場でいるべきだと思っているのだが、今回ははっきりしておこう。私が彼に投票することはない。
政治家のモラル低下がひどい。全くもってやれやれである。一般国民を馬鹿にするのも、たいがいにしてほしい。(怒)
追記:結局、この候補は立候補を取りやめたという報道が流れた。(11日)
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202110110020
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https://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/stat/170903.html |
戦前の教育の目的は、「富国強兵」であり、「国民皆兵制」を維持するためにあった。よく生徒に話すのだが、国際理解教育学会で東大の先生に、明治最初の学制で「ハト・マメ・マス」の国定教科書が出たことは、東北地方の方言の矯正=軍隊での号令の標準語化だと明確に教えていただいた。さらに、教育勅語・軍人勅語などで、「天皇制下の臣民概念を強化」していったわけだ。しかし、一方で、東大法学部などでは「天皇機関説」が常識化しており、支配する側と支配される側の教育は分離していた。これは立花隆の「天皇と東大」からの受け売りである。このぶつかり合いが、美濃部事件であり、5.15や2.26である。やがて、支配される側の軍部が支配する側に回るわけだ。
戦後、そういう教育は全て否定された。GHQの民生局はニューディーラーであり、社会主義的なスタンスを取っていたがゆえに、アメリカの学制を導入し、最初は、理想論的・プラグマティズム的な教育論を振りかざしていたのだが、朝鮮戦争、冷戦などの状況変化の中で、「真面目な工場労働者の育成」が求められる。このころの表向きの教育のテーゼは、「平和教育と民主主義教育」である。
ちょうど私が小学校くらいの高度経済成長期では、真面目な工場労働者の育成という教育の基盤は同じだが、平和や民主主義は既成事実となったので、「人権」が次のテーゼとなった。詰め込み教育とか、いろいろ批判はあったが、まだまだ大学進学率は低かったし、資本主義の競争原理は健在であった。人権学習がテーゼになったのは、その反作用的な側面があるように思う。
やがて、高度経済成長は石油ショック後、終焉を迎える。安定成長から赤字国債の増大、内需拡大、円高、バブルと日本経済が迷走する中で、人権問題も大まか既成事実になった故にやがて「環境」にテーゼが変換されていく。公害問題や地球温暖化の世相にも大きく影響されただろう。さて、真面目な工場労働者育成の基盤はこのあたりから、ゆとり教育といった平均化に押し流されていく。特に義務教育の現場では、競争原理が薄れていくのである。
資源に恵まれない日本の生命線は、国際競争力を持った技術力である。よって、いくら平均化を貴んだとしても、理系の能力を磨く高等教育のシステムはある程度維持されていた。未だに、アメリカの高校と比べて日本の高校は数学が難しい。実際に視察に行って、数学の先生が、高校3年間でせいぜい数Ⅰレベルであることに驚いたことを情報共有していただいた。(アメリカの理系学生は大学で一気に数学的能力を開花させるようだ。アメリカの成果を見るとそれで十分なことが分かる。)それに対し、私が視察した社会科は、ディベートを始め、調べ、考え、発表するという能力の開発に力を入れていた。暗記主体の社会科ではなかった。こうして振り返ると、日本の教育の構造が見えてくる。数学で理系生徒を選別し、高等教育を施すこと。次に調査・思考・コミュニケーションは二の次で、理系以外は旧態依然の教育=真面目な工場労働者育成教育に甘んじる方向性である。
時代は21世紀になり、世界は国連の示したSDGsという方向性を共有している。これは、「環境」というテーゼの発展形として捉えることが出来る。このSDGsは、それまでのMDGsが途上国の問題だけを扱っていたのに対し、「先進国をも含む」こと、そこで「1人も取り残さない」という重要なテーゼが含まれていること、「経済・環境・社会(格差)のバランスを重視」していることが特に重要だと私は考えている。
先日、中学校の先生方と話をしていて、小中学校の学習指導要領はすでに改訂されていることを知った。高校は来年度改訂である。その先駆けとして、共通テストが大きな変革をしていることに再度気づかされた。教育の目的が、優秀な工場労働者から、AIをはじめとした時代の変化に対応できるような人材育成に変化しているということである。優秀な生徒は、大きく伸びるだろう。それに対し、おそらくついてこれない生徒も膨大な数にのぼるはずだ。理系だけでなく文系でも大きな生徒間&学校格差を生むことになるだろうと思うのだ。
社会科だけを見ても、1年生で学ぶ歴史総合、公共、2年生で学ぶ地理総合は、その象徴的科目である。教科書を見ると、学ぶべき内容はこれまで通りべらぼうに多い。それに、調べ、考え、発表するという能力の開発が付随している、いやそれが主眼である。文科省の期待するような学習は一部の優秀な高校のみで成立する。膨大な教科書知識を学び、それを駆使して思考力を磨ける生徒はそんなに多くないだろう。おそらく、ここでも、選別が行われる。これまでの数学による選別にプラスされていく。学校間格差はさらに拡大するだろう。
私立は当然、公立でも最近は、中高一貫校が増えている。すでに難関国公立大学や医学部に入るためには、そういうカリキュラムが必要不可欠になっている。学校教育が、国のものであることはどうあがいても否定できないし、私も文科省の意図するところは少なくとも間違っていないと思う。だが、学校間格差が大きく拡大するのは間違いないだろう。今、大きな変革期が押し寄せている。さて…。
https://www.youtube.com/watch?v=Dwy8DfY3-ok
愛媛県立野村高校で行われた、先生と生徒の逆転授業の動画である。たしかになかなか面白い。内容を書くのはもったいない。是非視聴ねがいたいところだ。
これは、間違いなく三崎高校でも実施可能だ。野村高校は比較的近くにある小規模校で、同じ西予市内の三瓶高校と協同の公営塾もある。全国募集しているところも同じだ。
もし、同じことを三崎高校でやるとしたらと、想像してみた。きっと塾頭のO君は熱帯魚の授業をするだろう。2年生のU君は、日本の防衛について語るだろう。
塾にいた、Nさんに聞くと、彼女はこの動画を知っていて、「私なら…アイドルが動かす日本経済ですかね。」(笑)意外や意外、P国かロボットの話をすると思っていたのだった。ところで、彼女は夏にリーダー塾に参加していて、PBTの教え子であるA君(一橋大在学中)がボランティアで参加していたとのこと。おいおい…。また私と三崎高校のつながりが増えたのだった。
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https://news.goo.ne.jp/article/fnn/nation/fnn-248515.html |
この新大臣、参議院議員で3回当選である。これまでの経歴は国土交通副大臣、内閣府副大臣、復興副大臣、参院の議院運営委員長、外交防衛委員長、党幹事長代理などを務めている。入閣待望組の一人だったといってよいだろう。清和会(細田派)の一員だから、安倍元首相の派閥である。党幹事長代理や参院の議運委員長をやっているから、派内でも入閣待望組の中でも優先順位が高かったのだろう。ただ、文教族(政務調査委会や委員会で文部科学省関連の法律や政策に関わる)ではないことは明らかである。経歴を見れば、運輸や外交や防衛などに詳しそうである。適材適所とは少し遠い。まあ、以前の自民党ではよくあった話である。入閣待望組の中でも優先度が高かったので、文部科学大臣になったのだと思う。
内閣でも、官房長官、財務省、外務省、経済産業省の閣僚というのは大学受験で言えば、東大・京大・東工大・一橋みたいなもので、これに次ぐのが文科省、厚生省、国土交通省、農林水産省。受験で言えば、東大・京大以外の旧帝大。ネームバリューがある。法務省や総務省は、その次のTOCKY(筑波大・お茶の水女子大・千葉大・神戸大・横浜国大)くらいで、重要だが防衛省や環境省は歴史が浅い(庁から省に格上げになった)のでそのさらに下になる。その他の特命大臣はさらにその下。こういう格付けが厳としてあるわけだ。この格付けの元で各派閥の力量や論功行賞人事を読み解くのである。
とにもかくにも、新大臣が教員免許更新制廃止と発言した。(と、いうか文科官僚の作文どうりに応答した。)これで、既成事実となったわけだが、まあ下駄をはくまでは安心できない。特に私のように、あと1年だけ免許が残っている身にとっては…。
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https://mainichi.jp/articles/20210911/k00/00m/050/009000c |
投手としては、結局9勝どまりだったけれど、エンゼルス自体があまり強くないチームなので仕方がない。勝利数は、どうしてもチーム力と関係する。無理してケガするよりいいよね。決め球のスプリットの被騨率は、.087、今季のメジャーで最も打たれない球種だったそうだ。またアメリカンリーグの先発投手で161㎞/hを11球以上投げたのはたった4人だけだそうで、一流の証である。130回1/3を投げて、156奪三振。1回に1度以上三振を奪っている。投手にはいろんなタイプがいるが、大谷投手は、一流の本格派であるわけだ。
しかも103得点、これは、出塁率が、.372(リーグ5位)で、盗塁26(同5位)と関係する。あのホームスチールは凄かった。打席から一塁までのタイムも今季メジャー最速らしい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc418ffea26d35d2c21f3191245f292e9583e90d
すなわち、指折りの本格派先発投手であり、本塁打王まであと少し届かなかった長距離砲であり、足も速い。まさに、信じられない選手だ。投手としても一流、打者としても一流、盗塁でも一流。彼が活躍したのは、リトルリーグではない。甲子園であったとしても大騒ぎ、日本球界であったとしても大騒ぎだが、世界一のメジャーリーグが舞台だというのが、凄い。
…とにかく、1年間怪我らしい怪我もせず戦い続けてくれてよかった。MVPという声も大きいが、私はそんな評価に一喜一憂する必要はないと思う。もちろん取って欲しいが、来期にさらに期待したい。これからが楽しみである。
…明るいニュースが少ない中で、大谷投手の活躍が唯一輝いていた。ホント感謝である。
今日、代車が算段できたとのことで行ってみると、故障の内容を大将がいろいろと教えてくれた。どうも発電機がはずれかけていたらしい。もしかしたら、大きな手術になるかも、とのこと。マレーシアから帰国後すぐに20万円という安価で購入した古い車なので、それなりに故障してくれるのは当然のこと。仕方がない。こっちに来て、長距離を走っているし、アップダウンも多いし、だいぶ疲れているのだろうなあ、などと自分を重ねて考えてしまう。
ちょっと調べてみた。私の愛車は、ムーヴの3代目の後期型カスタムであるようだ。今は6代目だから、かなりのおじいちゃんなのだ。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/d3110760925bd3328055370996330a1b0ae04fc3 |
このコロナ禍、かなりうさん臭くて、ホントのところどうなのか未だはっきりしない。ワクチンを打った先生方も多いのだけれど、抗体が減少しているようで、また三回目を打つのだとか。こんなことがいつまで続くのだろうと思う。ワクチンは重症化がふせげるという触れ込みだが、結局のところ確実ではないし、そもそもPCR検査自体も様々なおかしな話がたくさんある。陽性だからコロナに罹患しているともいえないようだ。
まあ、今のところ我が夫婦は無事なので、風邪をひいて熱などでないように十二分に気をつけているところ。
とりあえずは、緊急事態宣言解除を祝いたいと思う。
http://blog.goo.ne.jp/gyp-vision/e/52 415d4f7d36c385343f6a399df601f1 昔々、私がまだ中学生だった頃、春休みを利用して東京の親戚の家に遊びに行ったことがある。当時、私はクラシック音楽に凝っていたのだが、早稲...