初田牛駅は、根室本線にある駅だ。私の渡道歴は多い。指を折って数えるのもじゃまくさいくらいだ。アフリカの前はアメリカ、さらにその前は北海道に取り憑かれていた。(笑)その北海道でも、最も秘境感が漂うのは、道東、それも根室近辺である。私はこの初田牛駅に近い春国岱(しゅんこくたいと読む。)の民宿(風露荘)に一泊したことがある。高田勝さんというバードウォチャ-の宿である。「ニムオロ原野の片隅から」という高田さんの著書を読んで、感動してしまったのだった。ただ単に高田勝さんに合いたかったのだ。宿自体は、バードウォッチャーのためのものなので星はつけられないが、素晴らしい手つかずの自然の中だった。
20年くらい前の話である。WEBで調べたら、高田さんはまだ民宿をやっておられるようだ。野鳥関係の本も何冊も出されていた。ちょっと嬉しくなった。まだ、シマフクロウは生息しているのだろうか。あの時でさえ、「シマフクロウのいる場所は教えられません。」と言っておられたのを思い出す。
ありゃ。「秘境駅へ行こう!」の書評から、大いにはずれてしまった。
<高田勝さんの著作>
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