2013年8月31日土曜日

トゥルカナ湖とスーツケース

天人峡 羽衣の滝
このところ、2年生の授業で、北海道修学旅行のリサーチをしている。私が一番懸念しているのは、baggageのことである。女子高生というのは、やたら荷物が大きいらしく、体育の先生に聞くと部活の合宿などでもキャスター付きのスーツケースで来る生徒も多いらしい。

昨日、TVでケニアのトゥルカナ湖の近くに住む女性を訪ねて、芸人のSがキャスター付きのスーツケースを引きずって歩いていた。当然、アスファルトやコンクリートの道などあるわけがなく、ダートである。その次の女優のモンゴル訪問でも同様だった。私は、これは民放特有の稚拙でクサい演出だと思っている。このスーツケースに、先進国日本を詰め込んで、差異を強調するのだろう。アホじゃなかろか。全く美しくない。

たしかに、スーツケースは便利である。私も持っているが、あまり途上国の旅には向かないと思っている。ジンバブエ行の時は当然バックパックだった。但し、ブルキナファソ行ではスーツケースだった。理由は単純で、日本からIさんへのおみやげの焼酎を運ぶためだった。(笑)実際は、機内持ち込みサイズのリュックでサヘルまで行ったし、ワガドゥグ滞在型の旅だったからこそスーツケースにしたのだった。あの便利なキャスターは、状況によっては邪魔でしかない。

ところで、昨年一泊目のホテルを下見に行った時は吹雪で30cmほど積雪していた。大雪山系の素晴らしい宿なのだが、もし、同様の事態ならキャスター付きのスーツケースだったとしたら、バス下車からホテルまでの道は凄いことになる。。しかも、女子生徒の宿泊する別館にはエレベーターがない。だからコーディネーターの私としては、あまり勧められないわけだ。このことを理解したうえで、スーツケースを使うならそれもいいが…。と、生徒には言ってあるのだ。日本にも時期によってはスーツケースが似合わないところがあるわけだ。

ところで、例のTV番組の演出はともかく、トゥルカナ湖は素晴らしくキレイであった。行ってみたいな。

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