2026年8月18日火曜日

直行便で見る国際関係考 TK

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直行便で見る国際関係考5回目は、トルコ航空(Turkish Airlines)である。トルコは、地政学的にも、宗教的にも実に微妙な存在である。国際関係の主軸は欧米で、NATO加盟国であるが、EUには入れてもらえない、民主主義国であり、イスラム教国である。よって、アメリカとロシア、アメリカとイランの仲裁にも入れる存在でもある。(ただクルディスタンには強烈で、現実にその存在が国内にありながら単一民族国家だと憲法に記されている。)イスラエルともイスラム教国でありながら協調的であったが、ガザの問題以来対立気味である。全方位外交を展開しているといって良いだろう。

TKの直行便は驚くほど多い。アジアでは、ミャンマーと北朝鮮、ヨーロッパでは、ベラルーシとウクライナに直行便がないくらいである。中東ではイエメンのみ直行便がない。これまでのUAやBA、AFなどと比べると格段に多い。アフリカでも、シオラレオネ、赤道ギニア、中央アフリカ、ナミビア、ボツワナ、ジンバブエ、マラウイ、モザンビークくらいが空白で、旧宗主国のAFが避けているマリ、ブルキナファソ、ニジェールにも飛ばしている。ソマリアが入っっているのも驚きである。ラテンアメリカはさすがに直行便がない国が多いが、それでもキューバにも飛ばしている。なかなか凄い地図(上記画像参照)になっている。

これは、TKがスターアライアンスの航空会社だけでなく、それ以外のワンワールドやスカイチーム、あるいは中小の航空会社を含め59社とのコードシェア便を有しているからである。例えば、日本発(成田・羽田・関空)は、ANAかエジプト航空で飛ぶことになるがコードはTKでもある。ブルキナファソへはエチオピア航空(スターアライアンスの航空会社)などのコードシェア便で行くことが可能である。こういう連携力こそが、全方位外交のトルコ政府とTKの凄みかも知れない。

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