この本を選んだのは、目次に7つの視点から正教会における神の姿を表したタイトルが並んでいたからである。曰く、「神秘としての神」、「至聖三者としての神」、「創造主としての神」、「人としての神」、「聖霊としての神」、「祈りとしての神」、(エピローグとして)「永遠としての神」である。なかなか魅力的な構成ではないかと思う。次回からは、これら7つの神の視点をタイトルにして、書評と言うよりは興味深い内容の備忘録としてエントリーしたい。
もうひとつ、エピローグを読んでいて、「神の裁きは、ヨハネの福音書が強調するように、私たちの地上での生涯を通じて常に行われている。」という一節が目にとまったのである。正教会におけるヨハネ福音書重視の内容が、この書にあるかもしれないという期待もあった次第。
なお、『東方キリスト教の世界』(森安達也著)の備忘録的エントリーは、割愛することにした。聖母マリアをめぐる東西教会の相違や、偽書とされるエノク書における天国や、外典のニコデモ福音書における地獄の話、ウクライナやポーランドにおける東西教会の歴史的な問題などが描かれていたことを記しておきたい。



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