2020年6月28日日曜日

私益と国益/米中比較

https://www.economist.com/united-states/2020/06/27/is-donald-trump-tough-on-china
先日、少し書いたのだが、習近平を始めとする中国共産党のトップ指導者7名が、公の席に姿を見せず、どうやらコロナ禍に揺れる北京を離れているというのは事実らしい。民主主義国家では全く考えられないし、儒家の本家本元とは思えない。(もっとも中国共産党は儒家を否定しているが…。)南部の洪水被害にもなんら手を打っていないようであるし、プロパガンダで乗り切ろうとしているようだ。インドとの国境紛争も完全に情報隠蔽しているようだ。彼らの頭の中には、国益より私益しかないのだろうとしか思えない。凄いな、と反対に感心する。

一方、米国大統領閣下も、ボルトンの暴露本で、如何に自分の再選のために動いているかがわかる。北朝鮮とのベトナム・ハノイでは、ロシア疑惑の公聴会の成り行きのほうが重要で、ブリーフィングもキャンセル、その成り行きを見ていたらしい。休憩後もすぐさま報道を確認していたという。大統領閣下の思考回路には私益しかないようだ。
かのイランのソレイマニ司令官爆殺も、支持を失いそうになった福音派へのつなぎ止めだったという。これまた、凄いな。

今、世界が米国と中国の対立に右往左往しているが、両トップが私益でしか動いていないとすると、まさにとんでもない迷惑な話だ。人類は古代から少しも進歩していないのだろうか?

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/20041
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/18409

0 件のコメント:

コメントを投稿