2020年5月30日土曜日

F40の教え子とZOOM

今回はZOOMの画像を取り忘れたので、KLの夕焼けの画像 
さきほどまで、私が最後の担任をしたF40の諸君とZOOMでミーティングをしていた。いやあ、懐かしい。全部で8人が参加してくれた。日本に今いるのは、そのうち2人。あとは春節で里帰りしていて、在マレーシアのままである。6月に入るとマレーシアは出国OKになる可能性が高いが、日本はまだマレーシアに対しては入国禁止であるようで、先行きの目処はたっていないとのこと。ロックダウンはゆるまったが、状況は厳しい。在日本の学生は、大学からいくばくかの生活援助金をもらえているようだ。大学の講義に関しては、様々なカタチでオンライン授業があって忙しいらしい。教科書がない授業もあったり、フィールドワークが不可能だとか、様々な問題はありそうだが、みんな頑張っているようで安心した。

中華系が多いF40.私が最も聞きたかったのは、香港の情勢についてどう考えているか?ということだった。意外といっては変だが、彼らは民主主義を基盤とする「西側」の発想ではなく、香港はそもそもイギリスの帝国主義の犠牲であり本来的に中国のものであるという「アジア」の発想で見ていたことだ。なるほどな、と思う。先日、香港については実に難しい問題であると書いたが、「西側」が重視する「契約」を、中国が守らないことよりも、「歴史的な正義」が重要であるという立場であるといえる。香港はいつか中国に飲み込まれるのは必定という立場でもある。

ほんと、実に難しい問題である。日本は「アジア」であるが、「西側」であるという一面の方が強い。と、いうより、戦後そういうふうに変化したといえる。この是非を論じるのも難しいところだ。F40の諸君にはその辺の考察もしてほしいな。まさに、現代日本の根幹に関わるところである。

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