2025年11月25日火曜日

中国外相タジキスタンで吠える

https://www.travel-zentech.jp/world/map/Tajikistan/Map_of_Tajikistan_and_neighboring_countries.htm
中国外相が、タジキスタンを訪問し、日本の軍国主義の復活云々と吠えた。タジキスタンもこれに呼応し中国の立場を認めたという報道が流れた。

タジキスタンという国は、トルクメニスタンほどではないにせよ、かなり独裁に近い強権政治を強いている国だ。ソ連の支配下にあった関係で、反ロシア的色彩が濃い。となれば中国に接近するのは地政学的にも当然である。山岳国家で、かなり経済的に厳しい。HDIは129位/193カ国である。

中国は、G20でも立場がない状態で、UNでも一気に影響力を低下させた。なんとか味方を増やそうと必死なのだろうが、焼け石に水。先進国、ASEANなどの批判を果たしてかわせることはないだろうと思われる。

2025年11月24日月曜日

ドイツ的キリスト者運動の事

https://ja.wikipedia.org/wiki
佐藤優氏の『哲学入門』もあと少しで一読、というところまできた。その中には、大きく取り上げたい話と、備忘録的に記しておきたいものもある。いずれ再読しながら書評を書きたいと思っている。
今回は、その備忘録的な内容の1つ。1930年代のナチスドイツ時代に、ルター派の一部が他のプロテスタント教会と統一し、「ドイツ的キリスト者」(Deutsche Chiristen)と呼ばれる運動を展開したことについて。

キリスト教を「非ユダヤ化」する試みで、イエスは当時パレスチナに駐屯していたローマ軍団兵の息子で、ユダヤ人ではなかったとした。イエスのユダヤ教に対する戦闘的な側面を強調し、旧約聖書のすべてを含むユダヤ人が書いた部分を却下、さらにカトリックを根絶し、プロテスタントの統一を図るといった具合。

なぜ今日この話題にしたかというと、期末試験後にホロコーストのパワーポイントを生徒に見せるつもりであるからだ。新たに、この話も挿入したいと思ったのだ。これまでわたしが作ったホロコーストのパワーポイントには、その背景として次のような言葉が出てくる。

「まず、ユダヤ人のシナゴーグや学校にひをつける。それから燃えないものはすべて埋めるか土をかぶせる。こうして石ころ1つ、燃えがら1つ、二度と目に触れないようにする。モーセは申命記13章に、邪教にふける全ての都市は火によって焼き尽くされるであろうと書いている。モーセが今も生きていたら、彼は率先してシナゴーグやユダヤ人の家に火をつけていただろう。」

…これは誰の言葉だろうか、と毎回生徒に問いかけてきた。正解を言った生徒は未だにいない。これは、マルティン・ルターの言なのである。申命記の邪教はオリエント社会の多神教だと見るのが正しいと思われるし、ルターが嫌悪しているのは、イエスを死刑にしたという各福音書の記述ならびに、ユダヤ共同体が社会になじまず独自の存在感を見せていたことが大きかったように推測できる。私は、ルターという人物をそんなに重要視していない。わりと教義的には曖昧な部分は曖昧で、当時の政治状況で持ち上げられた側面と、ドイツ農民戦争での掌返しといった面も感心できない理由の1つだ。

ともあれ、ルター派から、こういったナチスに迎合した宗派が存在した事実は、受験の世界史や倫理では登場しないわけである。もちろん、これに反対した「告白教会」などもあったことも付け加えておく。

2025年11月23日日曜日

WBC 2026考

https://www.mlb.jp/2024/05/24/67920/
最近のYouTube、特にMLB関連の内容は、FA情報などフェイクがかなり多い気がする。確かな情報を得るためには、かなりのリテラシーが必要なようだ。

さて、来年春のWBCが近づいているが、大谷選手・山本選手・ササミローキ選手は出場するのだろうか。また今季MLB入が噂されるスラッガーたちや、カブスの今永投手らメジャー組の動向もよくわからない。しかもTVも地上波放映ではなく、LIVEでは見れないとのこと。(我が家にはTVがないので同じだが…。)

今のところ、判明している事は、ダルビッシュ投手とヌートバー選手は、怪我で出れないらしい。これは実に寂しい。

前回のWBCは痺れる展開だった。当時エンゼルスにあってポストシーズンとは無縁だった大谷選手にとっては、まさにヒリヒリする展開だったと思う。優勝の喜びもひとしおだっただろう。ダルビッシュもイチロー選手同様ベテランとしてチームをまとめあげた。

だが、今回のWBCは、大谷選手らドジャーズ組にとっては、過酷なシーズンを終え、7回戦まで進んだWシリーズで死力を振り絞って戦った後になる。ドジャーズが、出場に慎重になるのも十分理解できる。現状においては、WBCとWシリーズ3連覇を天秤にかければ、自ずと不参加、あるいは大谷選手は打撃のみ、山本・ササミローキ選手にも厳しい登板制限がかかるのではないか。

アメリカは、本気で優勝を狙っているし、他の国も精鋭を揃えてくる。果たしてドジャーズ組とメジャー組のWBC出場はあるのだろうか。

2025年11月22日土曜日

UNの敵国条項問題

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM21AXC0R21C25A1000000/
在日本・中国大使館が、UN(日本では国際連合と訳しているが、直訳は「連合国」)の敵国条項を持ち出して、中国は日本をいつでも攻撃可能だと脅してきた。

敵国条項は、1995年にその削除が賛成多数で決議されたものの、国連憲章は全加盟国の批准が必要なため、死文化したまま放置されているのが現状。これを持ち出してきた中国大使館の頭の中はどうなっていいるのだろうか。

中国の置かれている国内の経済状況は、全く酷いものだ。共産党幹部の汚職・蓄財、不動産バブルの崩壊、消費の縮小=市場の縮小、農村出身の失業労働者の帰郷、地方政府の財政破綻、EUやアフリカ諸国との軋轢などやるべきことが山積みのはずだが…。

日本に喧嘩を売って、不満の高まる国内の統制を強めようとしているようだが、本気で日本が重要な輸出規制(半導体県連素材や工作機械など)を行ったら、中国の生産というか、息の根が止まる。すでに日本企業の撤退は容赦なく行われている。

中国は、科挙の伝統があったはずだが、「粉骨砕身」という故事成語を日本相手に使う場合、日本での意味を事前に知って使うべきである。また、ハニトラに引っかかった政治家を暴露するぞという脅しがあったが、自分たちのやったことを披露しているのに等しく、ぜひとも暴露していただきたいところだ。

今回の中国の口撃を鑑みるに、現中国政府のノーメンクラツーラ(エリート官僚)の能力は極めて低いと断じざるを得ない。

2025年11月21日金曜日

中国が台湾侵攻したい理由

https://meesikoukou.blog.jp/archives/33385005.html
台湾を巡る中国と日本の大喜利が続いている。(画像参照)ものすごく簡単に言ってしまうと、中国が台湾侵攻を諦めない理由は、「易姓革命」である。古来中国では、王朝の転換は天命であるとされてきた。これまでもその正当性を巡って前王朝の滅亡に躍起になってきた歴史がある。中華民国が存在し続けることは、中華人民共和国にとって許しがたいことらしい。私などは、アルバニア決議案で国連の安保理常任理事国になった時点で、易姓革命はなったのではないかと思うのだが…。

2025年11月20日木曜日

京都王将 五目そばが消えた

久しぶりに、京都王将・放出店に行ってきた。当然ながら、私の定番は、五目そば+餃子なのだが、なんと五目そばがメニューから外されていた。ショックである。おそらくは、需要とコストの関係なのかと思う。五目そばが失くなったのなら、王将に行く必要を認めない。いよいよ難波の珉珉に行くしかないのかと思う。

2025年11月19日水曜日

PP 英仏独露南ア蘭の国是

授業は、いよいよ最終局面に入っている。パワーポイント教材も手直しながら、イギリス・フランス・ドイツ・ロシア・南ア・オランダの国是や理想について作ってみた。
イギリスは、4つのカントリーの同君連合である。少しだけ地誌を交えた。フランス語の王権神授説の国章から君臨すれども統治せずに変化したことも階級社会も重要だし、先進国中の先進国であるイギリスの姿も伝えた。(上記画像)ここは、政治・経済の復習になる。
フランスは、フランス革命と政教分離(ライシテ)と個人主義、そして中華思想。ヨーロッパに与えた影響は多大である。特に、ライシテが如何に特別であるか、イギリスの英国国教会、ドイツのルター派とカトリックといった国家と宗教の関係性について対比する。
ドイツは、ホロコーストの反省と国際貢献。上の画像は、私が撮ったアウシュビッツ第一収容所のガス室に残されたユダヤの人々の爪痕である。ドイツの理性による理論構築のことも、ニュルンベルグ法(ホロコーストの際のユダヤ人の規定)で説明。道具的理性にも少し触れたい。
ロシアのナショナリズムと歴史的に民主主義を経ていないことは、ロシア理解の上で重要かと思う。できれば、ウクライナ問題にも触れたいところ。
南アの「虹の国」という国是は、5ヶ国語による国歌にも現れている。アパルトヘイトを乗り越えて再建途中だが、ジニ係数が世界最悪の数値であることも述べなくてはならない。
オランダに関しては、最もリベラルな国であることも重要。学院には看護コースもあるので、安楽死の話題は欠かせない。

…一気にパワーポイントのエントリーをしたが、修正したいところもある。それは、もし同じような授業構成をするとして、来年度の課題としておきたい。