2020年11月26日木曜日

期末考査が始まった。

今日の塾の様子
三崎高校では、期末考査がいよいよ始まった。昨日は29名の生徒が来塾した。他の教室も使いながら、講師陣も走り回っていた。私も倫理や政治経済の質問があって、なかなか充実した1日だった。ところが、今日は、意外に少なかった。おそらく夜遅くまで勉強して、試験が終わったら早く睡眠したかった生徒が多かったのではないかと思う。こういうクセは直した方がいいと思うのだが…。塾としては計画的に定期考査対策をしてほしいところだ。

今日は日本史の質問もあった。鎌倉仏教について。(笑)こういうテーマなら、たとえ日本史であってもも目をつぶって教えることができる。(私は40年余の教員生活で3回しか日本史を担当したことがない稀有な存在である。しかも近現代史のみである。)ふと、教員採用試験(倫理社会)で大問2が、これだったことを思い出した。「鎌倉仏教について記せ。」得意中の得意なので、この2次試験は勝った、と確信したのだった。…40年近く前の話である。

2020年11月24日火曜日

日本国憲法講義 in 未咲輝塾

http://minoring-office.com/data_lawpri/consti005.php
ある有名大学の法学部の入試対策の話である。2週間前ほどから、日本国憲法講義をしていた。どんな問題が出るの?と過去問を聞いたら、「日本においてLGBT同士の婚姻は是か非か?」というようなものだった。高校生の入試であるから、高校の政治経済の教科書や資料集の内容を超えるようなもの(例えば民法や刑法の内容)ではないようだ。ならば、しっかりと憲法を学んでおけば、なんとかなると思った。

ちなみに、このLGBTの婚姻を認めているのはキリスト教プロテスタント(特にカルヴァン派の影響下)の地域に限られる。イスラム教世界では、神定法で一瞬でアウトだ。カトリックもダメである。宗教的な要素が決定的に是非を決定する。日本は当然、一神教の影響下にはないし、憲法で基本的人権が保障されている。ただし、「公共の福祉」という問題が立ちはだかる。憲法のどこと関連があるかを、少しじっくり学んだ方がいいよねと言うと、生徒は頷いた。

というわけで、日本国憲法講義をやることになったのだが、第一条から条文に従って最後の補足までやってみた。途中、国会と内閣の話は日本の政治システムの話になり、政経でやっているので割愛した。司法は、出る可能性もあったので割愛しなかった。このように条文に沿って教えるのはさすがに初めてであったが、なかなか新鮮。一度憲法をすべて読んだという実感も法学部に行くのなら必要だと思う。昼休みに報告に来てくれた生徒の書いたものを見た。なかなかいい。本人も笑顔だった。うん、やってよかったよね。

我家がハマってる YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=9x3nJarG028&list=PLubYiziwCjOvqsGwqAaNephxA3XH3YLA2
アメリカ大統領選挙の不正とマスコミの非中立性の話も、中国共産党の悪事の話も、想像を絶する思考の韓国の話も、毎日毎日YouTubeで見ていると疲れると妻が言う。確かに精神的に疲れる話が多い。そんな状況下で、妻が、ルーブル美術館の公式ガイドのYouTubeを見つけてハマっている。私は昨日ずっと仕事をしていたので、ラジオよろしく聞いていただけなのだが、実に面白い。特に絵画の背景にある歴史や作家のエピソード、あるいはギリシア神話やキリスト教の知識(これはある程度知っている話が多い。)も含め、ホント面白い。ラジオ的に聞いていると、意外に私は話題となっている西洋絵画をほとんど想起できることに驚いた。あの絵だなと浮かぶのだ。

https://www.youtube.com/watch?v=9x3nJarG028&list=PLubYiziwCjOvqsGwqAaNephxA3XH3YLA2

高校時代、西洋美術史のかなり詳細で専門的なテキストを購入した。(実は妻も同じ本を持っていたので、結婚した時、どちらを残すか困った。笑)画集は高くて買わなかったものの、素人としては夫婦共々かなり詳しい方だ。夫婦で共通して好きな画家も多い。ダリやシャガールがその代表的な作家で、大阪にいたときはよく展覧会に行ったものだ。

このYouTubeでは、パリの街歩きもあるようだ。実は私はパリが大嫌いである。英語を下等言語として口にしないパリ市民に閉口したからだ。彼らのヨーロッパ中華思想はかなりのものである。きっとフランス語が出来たら、その高い城壁を乗り越えることができるのだろう。パリは、結局ユネスコ本部からエッフェル塔、そして凱旋門まで歩いたに過ぎないが、面白いトコロがニューヨークと同様、たくさんあるだろうことは容易に想像がつく。

コロナ禍で海外に出ること自体がかなり難しくなっている現在、具体的な旅行プランはないのだが、パリのルーブル、ローマのバチカン、ロンドンの大英博物館はやはり行っておくべきなのだろうと思う。しかし人生の残された時間とカネが少ない。(笑)でもやっぱり、オハイオ州デイトンのアメリカ空軍博物館の方が優先かな。夫婦共々、美術愛好家であると同時に航空ファンでもあるからだ。

2020年11月23日月曜日

鬼北 北宇和高校のパレード

https://www.ehime-np.co.jp/article/news202011220056
我が三崎高校は、地方創生の活動で全国的にも注目されている学校である。だが、他にも頑張っている高校も多い。昨年主催したせんたんミーティングの時、県内外の高校が参加したが、私が特に注目したのは、鬼北町の北宇和高校だった。(昨年9月30日付ブログ参照)夏休みに鬼北町にも行ってきた。(本年8月13日付ブログ)今日の愛媛新聞に、その北宇和高校の活躍が載っていたと妻が教えてくれた。

北宇和高校にある県内唯一の馬術部や吹奏楽部を中心に、10月17日に町内の商店街をポニーに二輪車をつけて往復600mをパレードしたという。地元の方も大いに盛り上がったらしい。なかなか良いイベントだと思う。

https://www.ehime-np.co.jp/article/news202011220056

我が三崎高校でも、今年はみさこうカフェで地域を盛り上げているが、コロナ禍のためにイベントを何度も断念している。この土曜日のみさこうカフェも中止になってしまった。残念だが仕方がない。そんな中、こうして他の学校も頑張って地方創生に取り組んでいるというニュースが流れると実に嬉しいではないか。

2020年11月21日土曜日

伊方町 中高生の政策提言


「次世代につなげるまちづくりワークショップ」に参加してきた。広報いかた10月号に、11月14日の町民ワークショップの参加者募集があって、これに参加申し込みをしたのだが、今日のワークショップに合流することになったという連絡があったのである。今日のワークショップは、三崎高校と伊方町内の3中学校の約30人の生徒が参加するものだった。昨夜の時点で、塾生に聞いて私はそのことを知ったのだった。午前中、亀が池温泉の周囲を「政策」という視点で視察し、午後は一般参加者や町職員も交えて、「共生社会・健康づくり」「子育て・教育」「安全・安心」「活力(産業推進)」「交流」という5つの班に分かれて政策を考え、提言を行うというものだった。これは実際に伊方町の第2次総合計画後期基本方針計画の参考資料となるもので、生徒たちの提言が活かされる可能性もあるわけだ。私は一般参加者なのだが、学校関係者でもあるので、午前から参加した。しかも出前塾で、三崎中・瀬戸中の3年生とは顔見知りだ。来月には伊方中にも行く。よって中学生と会話するのも楽しみにしていたのだった。

午前中、亀が池温泉の周囲を回った。本校2年生(瀬戸中出身)と伊方中2年生、三崎中3年生と回ったのだが、温泉の建物の裏に公園があった。これまで2度ほど温泉に行ったことがあるが、その存在を初めて知った。昔この池には河童が住んでいたそうだ。九町地区の池のカニと住処を交換した。以来カニがこの池の主であるそうだ。(亀が池なのに亀ではない。笑)ところで、この公園、変なデザインになっている。生徒諸君とこの謎を解いてみた。実はカニのデザインだったのだ。この午前中の視察、なかなか面白かった。

生涯学習センターに戻り、町職員のAさんが加わった。3月末まで建設課におられて新講師の町営住宅の世話をしていただいたAさんで、現在は産業振興課におられる。私の班は「活力」だったので、Aさんが来られたようだ。生徒たちは真剣にワークショップをしていた。なんかJICA大阪にいるような気分になった。ただ、あまり口出しをしたくはない。ワークショップの方法のサポートに徹した次第。

中高生の提言の中から私が面白いなと思ったものをいくつか記しておきたい。①カニの公演でイベントを開催。②亀が池温泉に高齢者用のジムを作る。③3中学でいろんな部活ができるようにする。(各中学とも生徒数が少ないので、部活を選択できない。たとえばバレー部だけとかである。様々な部活ができるようなシステムをつくることに賛成した保護者の方の言によると、特定の部活をしたい子供のために、中学進学時に家族で八幡浜市に移転した例があるそうだ。)④地域みらい留学(=三崎高校の全国募集)を3年間だけでなく、1年間も可能にする。⑤街灯の増加とLED化の推進。⑥農業・漁業も含めた産業教育(インターン)の推進。⑦観光地などでの効果的な案内板の設置。⑧伊方町の関係人口を増やす取り組み。

実は、公営塾の講師数を増やすというのもあって、苦笑した。

ともあれ、実に意義深い1日であった。伊方町内の中高生が町に政策提言を行い、町がこれを実現する可能性もあるわけで、地方創生事業の中でも大きなワークショップだったと思う。本校のT先生が、これからもこのような機会を持っていただきたいと言われたのは、まさに本音だろうと思う。私も全く同感である。総合計画の後期基本方針などという大きな意義づけがなくとも、地域のことを真剣に考える中高生の意見を集約できる場が毎年あってもいいと思うのだ。関係各位にお礼を申し上げるとともに、是非毎年開催をお願いしたいと思う。

2020年11月20日金曜日

ベトナムの原発・新幹線事情

https://toyokeizai.net/articles/-/227479?page=2
ベトナムについて、「日本人が誤解している東南アジア近代史」から、もう少しエントリーしておきたい。原発・新幹線そしてモータリゼーション事情について、実に面白い考察が記されてあった。

ベトナムは、石油の輸出国であるが、やがて輸入国に転じるだろうといわれているが、石炭も豊富。よってエネルギー輸出国であると言える。日本のようにエネルギー資源がないから原発をという話にはならない。国威発揚のため、あるいは安全保障上の意味合い(使用後にプルトニウムを所有できる)が強そうだ。ところで、原子力発電の技術をもっているのは、アメリカ、ロシア、フランス、日本、中国、韓国である。ベトナムから見て、韓国の技術水準は低いので安全性を考えて除外される。中国は大嫌いだからありえない。フランスは旧宗主国で避けたい。アメリカは有力だが、アメリカの方が戦争に負けた社会主義国には売りたいと思わない。残るはロシアと日本になる。で、ロシアから2基、日本から2基購入する予定だったが、福島の事故が起こり、建設予定地の周辺住民を説得するのが難しくなった。意外なことだが、ベトナムも共産党の一党独裁だが、国会議員は直接選挙で選ばれる。その10%は共産党員ではない。中国の全人代のようにはならず活発な議論が起こる。原発をめぐって国論を二分するような状況を当局は望んでいないだろう。日本の原発輸出は厳しいというのが著者の意見だ。

ハノイーホーチミン間に日本の新幹線をという話がある。時速300㎞で走っても4時間である。これは、LCCに勝てない。日本では、経済発展と鉄道建設の相互関係があると思いがちだが、鉄道は点(駅)と点を結ぶ発展になる。オートバイが多いベトナムでは、道路の方が線の経済発展が見られ有意であった。よって、道路建設は加速するだろうが、鉄道建設は進まないのではないか、これからの日本の鉄道建設輸出も厳しいというのが著者の見立てである。

1人あたりのGDPが$3000を超えると自動車が急速に普及するといわれている。著者は、スマホがその原則を覆すと考えている。スマホを利用したグラブ(マレーシアでも盛んだったタクシーや白タクを呼ぶアプリ)がベトナムでも盛んで、自動車は所有するものではなく利用するものとなっている。モータリゼーションが訪れる前にスマホが普及したことは、ベトナムの自動車需要に大きな影響を与えている。1人あたりのGDPが$3000寸前のベトナムへの日本車輸出も、タイやマレーシアのようにはいかない、というわけだ。

…著者の視点は実に面白い。まさにベトナム考現学。マレーシアとはまた少し様子が異なるわけで、T先生のベトナム通信を読むときの参考にしたい。ちなみに先日は、前にエントリーした「先生の日」の話だった。

2020年11月19日木曜日

コロナ禍 第3波の影響

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1290181.html
伊方町役場に行ってきた。健康診断のためである。会場は6階なのでエレベーターに乗ったら、凄い張り紙があった。「関東・関西地方から来られた方は、1階のホールで対応します。決して各課の窓口に来ないようにしてください。」(趣意)

今日、東京や大阪でコロナの感染者数が最高の値を出したようだ。需要、供給、金融(信用創造)の減少で、日本経済は完全にデフレに突入している。経済の事を考えれば、GO TO トラベルなどの政策は有意だが、当然リスクもあるわけで、見事に裏目に出たわけだ。

暮れに大阪に戻ろうと妻と話していたのだが、かなり雲行きが怪しくなってきた。そんなことを考えていたら、マレーシアにまだいるL君からメールがあった。ブックレポートの校正と意見を求めてきた。彼が京都に来れる日はもう少しかかりそうで、それに合わせて帰ろうかと思い直した。桜の季節かな。会いたい教え子はたくさんいる。余裕をもって会えるほうがいい。