2026年3月13日金曜日

米国の会衆派と長老派

プロテスタントには、◯◯派といった名称が多い。本日は、その主たる派についてのエントリー。まずは、歴史的な問題で、英国国教会における分離派と改革派から。

英国国教会を創設したヘンリー8世の跡を継いだエドワード6世の時代、カルヴァン派の影響が強く、脱カトリック化が進んだ。これ以後、英国国教会は、カトリック的な勢力とカルヴァン派的な勢力が、まさに血みどろの歴史が繰り広げる。英国国教会に愛想を尽かしたのが分離派、国教内でカルヴァン的な教義の改革を進めようとしたのが、改革派である。

分離派は、メイフラワー号でアメリカに上陸したピルグリム・ファーザーズという伝説を作った。彼らは会衆派(直接民主制的な教会運営を旨とする。)が中心となっていた。後にピューリタン革命を成し遂げたクロムウェルなどは、分離派の中の独立派である。パブテストは、分離派から生まれ、成人洗礼を重視する。

一方改革派は、国教会では、ローチャーチ(カルヴァン派的国教会)を形成する。国教会は、国王を要点とする主教制をとるので、長老派(教会の運営を信徒の長老が運営する。)とは呼べない。ここから、後のメソジスト(几帳面を意味する)が生まれた。

会衆派が直接民主制の運営を取るのに対し、長老派は、長老による教会運営を行う。要するに教義は似ているが、教会の運営方法による分類である。スコットランドや北アイルランドなどのカルヴァン派、あるいは大陸のカルヴァン派が中心である。

今一度、3月4日付けの「全米宗教組織別の世帯収入分布」を見てみると、長老派の名前(長老派USA・アメリカ長老派教会)もメソジスト、バプティストの名前、それにルター派(アメリカ福音ルーテル教会・ルーテル派ミズーリ・シノッド)の名前も見られるが、アメリカの歴史上重要な意味合いを持つ会衆派の名前がない。3月3日のブログでもふれた「合同キリスト教会」の中心が会衆派なのである。(画像は、会衆派の回心をテーマにAIがつくった画像)

最後に、よく政治的な話で話題となる「福音派」だが、アメリカの人口の1/4を占める。プロテスタントの各宗派に存在し、改革長老派、バプテスト、メソジストなどが多く、保守的な南部を中心に広がっている。聖書の無謬性を信じる人々と要約できるだろう。

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