2019年7月11日木曜日

アフリカマイマイの小宇宙

5月16日に、日本人会のカタツムリの話をエントリーした。マレーシアのカタツムリは、アフリカマイマイという大型種で、寄生虫を持っているので極めて危険だという話だった。
あれから、毎日観察している。ウィキには夜行性とあるので、夜の生態が気になるところだが、少し観察して分かったことを記しておきたい。

ある雨の降った朝、大量に出てきていた。やはりカタツムリである。日本では、梅雨とカタツムリと紫陽花がセットなので当然すぎるほど当然なのだが、先日、日差しの強い日に軟体動物らしく、テカテカ光りながら動いている個体を発見した。アフリカマイマイは、カタツムリとしては、移動速度がかなり速いらしい。たしかに、日本のものより速いように思う。

日本人会の小さな中庭のどこにいつも隠れているのだろうと観察していたら、細い幹が集合している木があって、その幹と幹の隙間にたくさんいることを発見した。他にも岩などの陰に隠れているような気もするが、触るのは危険だし、あきらめた。
最大の疑問は、このアフリカマイマイは、この日本人会の中庭にどこから来たのだろう、ということだ。
ここは、あまり天敵となるような鳥や小動物がいないので、彼らの小宇宙となっている。雑食の彼らにとって、格好の餌となる若い草がありあまるほどある。
愛着というほどのものはないのだけれど、大都会クアラルンプールは意外に自然が豊かで、こんな観察も可能だという話である。

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