2025年6月25日水曜日
「荒野に果実が実るまで」
続・アメリカの宗教事情のPP
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https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20180821/se1/00m/020/085000c |
これによると、カルヴァン派が最も利子に対して最も早く公式に積極的肯定をしている。すなわち、後にフランスを追われるユグノーを吸収したオランダ、さらにはスコットランドなどのカルヴァン派が資本主義をリードしていく歴史に重なる。オランダは、カトリックのスペイン・ポルトガルの覇権をひっくり返し、スコットランドは、産業革命やアダム・スミスなどの自由主義経済学誕生の地となった。
これに英国国教会のヘンリー8世自ら金利を肯定したイングランドが合体することになる。大英帝国の覇権はこういう宗教的背景があるわけだ。ところで、アメリカ植民地の南部では、最初は英国国教会のアングロ=カトリックが主であったが、北部にピューリタンのカルヴァン派が流れ込み、後の工業化の源となる。
帝国主義で植民地を拡大したフランスが、覇権を握ったと言い難いのは、ユグノー不在で財政が悪化しフランス革命を導いたものの、カルヴァン派なしで、イギリスに遅れをとってしまった故かもしれない。ドイツ北部は、ルター派が多く、遅れはしたもののプロテスタント的な姿勢が功を奏したのかもしれない。
正教会は、金利禁止を伝統的に守ったがゆえに、資本主義の発達が遅れたと見ることは可能であるし、イスラム圏の近世・近代での経済的衰退も、その無利子体制では多くの資本形成がなされなかった故と見ることができる。
この金利という視点から資本主義の形成・発達を見た時、宗教的な特徴が顔を出し、それなりに納得できる歴史の見方でできる。こんな話を最初にしてから、これら一神教世界と全く関係なく、大発展した日本の価値観について中間考査範囲の前半は考えていこうかと思う。
2025年6月24日火曜日
これまでにない戦争である。Ⅵ
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCA231290T20C25A6000000/ |
この戦争、まさにプロレスのような感覚を覚える。これまでの長い歴史的なコンプレックスをもつ両国に、アメリカが介入し、イスラエル有利で手打ちに持っていく。実際のところ、イランの核開発は完全に停止したのだろうか。よくわからない。
これから先は、未だ不透明だが、これ以上の被害がないように祈るしかない。
2025年6月23日月曜日
大谷選手の26号と日本人親子
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https://www.youtube.com/watch?v=78gfhaPy0Ss&t=731s |
この26号HRは、ロス近郊に住む日本人親子のところに飛んだのだが、お父さんが取りそこね、少年にもボールが当たり、グランドに落ちたようだ。(上記画像)結局、HR判定がされたのだが、取りそこねたお父さんも、泣きじゃくっていた息子も実に残念無念だったに違いない。YouTubeを見ていて、大谷選手のことだから何かしらの手を打つと思っていた。すると、スタッフにサインボールと今日使っていたバットを託し、親子に手渡されたことが報道された。イイネ!イイネ!の大連発である。
これまでにない戦争である。Ⅴ
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https://shop.bauhaus-movement.com/ja/poster-bauhaus-tel-aviv-jp/ |
ホルムズ海峡の封鎖を日本ではかなり恐れているが、米海軍がいるのでそう簡単ではないだろう。機雷による封鎖も時間さえかければ、いずれ解かれる。
第三次世界大戦と騒ぐ向きもあるが、私は非現実的だと思っている。今、1番の懸念は、無駄な人命の喪失と、テレアビブにある貴重なバウハウスの建築群に被害が及ばないよう祈るのみである。
2025年6月22日日曜日
暗黒時代のSDの神父たち
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https://news.yahoo.co.jp/articles/79cb36ceaa0bb6e37fd4936dc537720eb71036a3/images/000 |
YouTubeでは、どこまで本当なのかわからないが、様々な情報が流れている。MLBの調査が明らかにならないとわからないが、少なくともチーム名にあるまじき行為がなされていたようだ。特に最後の大谷選手に対する上半身への死球はゆるされるものではない。大谷選手がドジャーズのダッグアウトに出てくるなというポーズをした故に乱闘は避けられたが、MLBの黒歴史に残る試合だったと思う。
ダルビッシュもパドレスにいるわけだが、このチームから出たいと思わずにはいられないだろう。それくらい”神父”の評判は地に落ちたと言わざるをえまい。
2025年6月21日土曜日
これまでにない戦争である。Ⅳ
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https://www.foreignaffairsj.co.jp/articles/202312_kaye/ |
アメリカ政府は、2週間位内に参戦するかを決めるとし、まずは欧州とイランの協議が始まったが、イランは、イスラエルの攻撃停止が前提だと述べた。トランプは、勝っている方にその要求をするのは違うと、一蹴している。まあ、それはいえる、というのが私の感想。
懸念されるのは、もし、アメリカが参戦し、B2でバンカーバスターを落としたとして、それで解決するのかという問題。イランの反米感情は更に高まり、すぐではないとしても核開発を再開する可能性は高い。アメリカとしては、イランに穏健で親米的な指導者をすえたいだろうが、私は可能性は低いと思う。核開発を送れさせることは出来ても、完全にやめさせることは出来ないといえる。
次に、バンカーバスターは理論上破壊することができるらしいが、実証はされていない。攻撃には30時間程度かかる波状攻撃になる可能性が高いそうだ。特殊部隊突入の可能性もあるが、イランの地上部隊が黙っているわけがないし、この地域の制空権も問題である。B2は無茶苦茶高価な爆撃機なので、落とされでもしたら大変なのである。
さらに我々日本人が、気になるのは、放射能汚染の問題だが、専門家によれば原発事故よりはるかに軽微らしい。六フッ素化ウランが漏れる、化学工場の災害程度なのだという。https://www.youtube.com/watch?v=E4CR2LjMIVg
…今日は夏至。皇居に太陽が南中する特別な日らしい。その11時42分神鍋高原で、世界中のシャーマンが祈りを捧げる日でもあったのだが…。
2025年6月19日木曜日
「伝授!哲学の極意」書評Ⅰ
宗教は「物語」で世界を説明する、宗教の「物語」の最も重要な役割は、共同体の「善悪」「聖俗」のルールを立てることで、神の名で命じること、神の威力で人々にルールを守らせる、そのことで共同体の秩序が定まる。(趣意)
キリスト教やイスラム教などの教義宗教は、その最終形態(崩壊せずに存続できたという意味)であるのだが、宗教にはどうしても共同体の壁を超えられないという問題があり、ここに哲学が登場した必然性がある。(趣意)
ヨーロッパのカトリックとプロテスタントの分裂について、宗教は「物語」でできているので、2つの宗教的「物語」の対立故に解決の道はどこにもなく、激しい宗教戦争になった。(趣意)
…本日は書評の初回であるので、あえてここで止める。現在のイスラエルとイランの戦争も、上記のごとく「物語」それも双方とも多分に悲惨な過去の「物語」である故に、解決の道は何処にもないような気がする。
2025年6月18日水曜日
これまでにない戦争である。Ⅲ
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https://worldheritagesite.xyz/masada/ |
今回のイスラエルの先制攻撃は充当に準備され、モサドや特殊部隊が制空権を得るために、また重要人物へのテロを実行するためにかなり前から準備してきたことがわかる。https://www.youtube.com/watch?v=nXFHV6swYhM
さて、前回のエントリーに引き続き、イスラエルの側からの視点。ガザの問題の際のときのものだが、参考になる。https://www.youtube.com/watch?v=mpr9YZeDd_A
タルムードのサンヘドリン篇72章1節に「誰かが殺しに来たら立ち向かい、こちらが先に殺せ」というのがある。タルムードは、ユダヤ教の聖書(=旧約聖書)の注釈で全60巻もある。アシュケナジが中心となって編纂されてきたもの。で、現政権がアシュケナジの正統派主導であることを示唆していると私は見る。古来より、ユダヤ民族は何度も存亡の危機に立たされてきた。現在も高校を卒業した新兵は、西暦66年のユダヤ戦争で、ローマの前に敗れ集団自決を行った場所・マサダ要塞(世界遺産:画像参照)で入隊式を行う。高校の修学旅行は、ポーランドのアウシュビッツである。英委任統治領時代から戦い、独立の翌日から中東戦争が始まっている「国家がなければ自分たちを守れない。」という覚悟が、イスラエル国民にはある。イスラエルの国是というか、正義がここにある。イランのウラン濃縮度が60%を超えてきたことは、イスラエルにとって、国家安全上の重大問題であることは、たしかにいがめない。
さて、両者の正義がぶつかり合い、どうこれから進展するかはわからない。十二イマーム派もユダヤに近いアリー以後の苦難の歴史を有しているので、互いに折れることはないような気がする。
2025年6月17日火曜日
祝 大谷選手の投手復帰
2025年6月16日月曜日
これまでにない戦争である。Ⅱ
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https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1605125 |
イスラエルは、イランに国外脱出を勧めると宣言したようだ。これは、核攻撃ではなく、各施設へのバンカーバスター攻撃による放射能被害を想定しての話だと私は思う。もし、イスラエルが核を落としたら、ほぼ全世界を敵に回すことになるだろう。
ところで、イランの十二イマーム派は、正統カリフ第4代のアリーの子孫を正統とみなす。ムアウィアーとの戦いに敗れた悔しさを、アシュラという苦行で再確認するような宗派である。いわば、隣国の「恨」に近いものがある。それ故に、イスラム革命で親米であったパーレビ朝が倒され、十二イマーム派の原点、宗教指導者が指導する国に戻ろうとしたのである。イマームの歴史をたどると、なかなかの人物が輩出されており、十二人目のイマームは隠れたままである。十二イマーム派の信仰心はかなり厚い。
イスラムで民主主義社会は形成されにくい。トルコのように完全に政教分離するか、マレーシアのように王政(スルタン制)下の立憲君主国化するか。アラブの春で、多くの共和国が批判され、それはある程度証明されてしまった。特にイランの社会体制では、民主主義は形式的でしかない。専制政治と揶揄されてもしかたがないが、それがイランにおける正義なのである。
欧米キリスト教諸国は、民主主義の限界を知りつつも、正義であるとしている。イランの価値観・正義を理解するのは難しい。トランプの得意のアメリカのプラグマティズム的「交渉」が、イランを必ずしも動かすとは思えない。すでにアメリカは、イラクやアフガニスタンで民主主義を確立しようとして見事に失敗している。
まずは、イランの側から見てみた。価値観の大いなる相違、恐るべしである。
2025年6月15日日曜日
これまでにない戦争である。
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https://kaiyoukokubou.jp/2024/12/29/bunker-buster/ |
当然ながら、両国の報道は、ウクライナの場合同様、信用できるものではないし、実際にどれくらいの被害が及んでいるのかもわからない。
ただ、信用できそうなことは、トランプ政権が当初期限を切ったイランとの交渉期間の60日間の翌日にイスラエルが攻撃をしたこと。アメリカとしては、防御(ミサイルやドローンの迎撃)には関与していることを認めているが、(現時点で)攻撃には関与していないとしていることである。
一方、トランプは、心理戦で側面的に支援していたようで、イスラエルの攻撃は、すぐにはないだろうと発言し、これを受けてイランの軍や原子力関係者の会議開催を間接的に促した。それはモサドに筒抜けで、空爆で会議中に多くの指導者が殺害されたようだ。
これからどうなるか。焦点はイスラエルが、アメリカの誇る「バンカーバスター」(画像参照)をどれくらい購入(もしくは軍事支援)して核関連施設を破壊するか、である。そして、その放射能被害はどのようなものになるか、想像できない。
シーア派・十二イマーム派のイランは、多民族(60%のペルシャ人+アゼルバイジャン人・クルド人+アラブ人など)でありながら、宗教的には統一(90%)されている。シーア派は、スンニー派の六信五行ではなく、五信十行である。五信には、神の正義、預言者とイマームなどが入り違いがある。十行には、アシュラなどの苦行、ジハード(聖戦)なども入っている。意外に理性的判断を重視するという特徴もあるのであるが、その根底には好戦的な部分も強い。
すでに、「イスラエルに死を」という、イラン革命時のスローガンの「シャー」(国王)がイスラエルに変換されている。戦前・戦中の「鬼畜米英」のようなもので、当時の日本のように超専制的で超集団主義的な匂いが漂う。これから先を注視していきたい。
2025年6月14日土曜日
世界奇景探索百科4(番外編)
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https://www.500type-eva.jp/gallery/ |
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https://www.traicy.com/posts/20240326294090/ |
これも日本的おもてなしの発露であるようだが、こういうオリジナル化はまさに日本文化の特徴であると私は思う。こういうペイントは、近隣では、京阪の私市線の「機関車トーマス」ペイントがあるし、決して珍しいことではない。JR四国で「アンパンマン」特急に乗ったこともある。(笑)
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https://www.tiktok.com/discover/ |
2025年6月13日金曜日
世界奇景探索百科3
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https://ameblo.jp/kohei-kkk-kohei/entry-12876138021.html |
カイロの人口は1700万人を超えているが、市によるゴミ収集は行われていない。その代わりに数万人のフリーランスのザバリーンがいて、何十年もの間、このゴミ収集を生業としてきた。トラックやロバに引かせた荷車でマンシーヤ・ナーセルに運び、リサイクルや再利用を行い、不用品は売却する。プラや金属は入念に分別し、廃品として売却。有機体のゴミは豚の餌にする。
…豚?
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https://ameblo.jp/kohei-kkk-kohei/entry-12876138021.html |
コプト(正)教は、歴史のある合性論のキリスト教である。イエスの位格は、神性と人性は合一であるとするのが合性論で、単性論(イエスに神性のみを認める)ではない。合性論の教会は、他にアルメニア正教や、エチオピア正教がある。
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https://ameblo.jp/kohei-kkk-kohei/entry-12876138021.html |
2025年6月12日木曜日
世界奇景探索百科2
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https://www.xiaolongbao.work/entry/2018/09/02/180940 |
まずは、日本で長崎の「軍艦島」、たしかに世界的な奇景と呼ぶにふさわしい。上陸していないのが悔やまれるところである。
さらに、マレーシアのタイプーサムで有名な「バトゥ洞窟」。1890年にタミル人の実業家が、洞窟の入口がムルガン(シヴァ神とパールヴァーティの息子のスカンダ神の別名)の持つ槍(=ヴェル)のようなカタチをしているのに気づき、ひらめきを得て寺院を作り聖地に変えたというのが由来らしい。タイプーサムは、パールヴァーティがムルガンに槍を与えたのを祝う祭りである。上記画像の金色の神像がムルガンである。
3つ目は、コラム的なその他の見どころに掲載されていた「ミュージアム・オブ・マン・アンド・サイエンス」南ア、ヨハネスブルグの呪術用品の店である。アフリカの紹介編のパワーポイントで、多くの生徒に見せてきた店である。
気になった記述について、以後少しずつ記しておこうと思う。
2025年6月11日水曜日
アシュケナジ出自論争
この論争については、①人種とは何かという問題と②民族とはなにかという根本的な問題、さらに③ユダヤ人とユダヤ教の関係性の問題が絡んでいると私は思う。
①現在の地理では、人種という概念(生物学的とされた皮膚の色などによる分類:以前はモンゴロイドとかコーカソイド、ニグロイドに大別されていた。)は、教えない。社会的な歴史的要因を重視するようになっている。アブラハムが現実に存在していたとして、彼はメソポタミアのウルの出身(コーカソイド)とされている。長い歴史の中で彼の持つDNAは、かなり拡散されているといえるだろう。
②民族とは、地理の教科書(帝国書院)では、「同じ言語や慣習、歴史などを共有することから、共通の帰属意識をもつ集団」と定義されている。
③ユダヤ人は、②の定義から、ヘブライ語(モーセ五書やタルムードなどはヘブライ語表記である。)を用い、ユダヤ教の律法を基本に生活し、ユダヤの歴史(聖書の記述)を共有していると言える。(但し、ヘブライ語は本来文語であり、イディッシュ語やラディーノ語で生活してきたユダヤ人も多い。)ハラーハ(ユダヤ法)では、ユダヤ人の母親から生まれた者、正式な手続きをしてユダヤ教に入信した者とされている。よって、ユダヤ人=ユダヤ教徒という見方ができるわけだが、中世ヨーロッパでの迫害の中、キリスト教徒として生きることを選んだ者もいるし、律法を厳守しない世俗派もいるし、ユダヤ教もヘブライ語も全く理解していないDNAの繋がっただけのユダヤ人も存在する。
私は、ニューヨークのシナゴーグで、黒人女性のユダヤ教徒と親しくなった経験がある。生物学的な人種でユダヤ人は語れない。エチオピアにディアスポラした者で、長い歴史の中で黒い肌のユダヤ人が多数存在し、イスラエルに移住した者も多い。彼らがユダヤ人としての帰属意識を持っていれば、ユダヤ人であると言う他ない。
エルサレムのイスラエル博物館には、ディアスポラ後の様々な地域のトーラーやシナゴーグの展示がある。インドや東南アジアにまで、広がっていて驚く。ユダヤ人は、完全に人種という概念を超えている。また、南欧や北アフリカのスファラディ、中東から南アジアのミズラヒム、欧州のアシュケナジなどの地域別な文化の相違もある。ただ、ヘブライ語という基本言語やユダヤ教の聖書などの共有は頑然と存在している。
なにより、ハザール王国には、改宗者と他から招かれたユダヤ人も存在したようだ。でないと、国ごと改宗することは指導者なしでは不可能である。長い歴史の中で、DNAは交錯しているはずだ。アシュケナジは、ユダヤ人ではないという論には、こういう問題点が潜んでいると思う。
そもそも漢民族だって、匈奴や女真とDNAは交錯しているし、ロシア人もモンゴルと交錯している。日本人も当然で、純粋な縄文人のDNAを持つ人はかなりの少数派ではないか。弥生人や渡来人との交錯があって普通であろうと思う。
このアシュケナジ=ハザール王国出自論は、そういう意味でナチのニュルンベルグ法(ユダヤ人の規定を行い、迫害を進めた。)のような気持ち悪さを感じるのである。
ちなみに、松岡正剛の千夜千冊に記された「ユダヤ人は誰か」(アーサー・ケストラー)のほうが面白そうである。https://1000ya.isis.ne.jp/0946.html
2025年6月9日月曜日
ロスの不法移民を守る暴動
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https://www.youtube.com/watch?v=7A20gHwWgKM |
6月7日に、トランプ大統領は、CA州の州兵2000人の出動命令を出した。さらにCAにいる海兵隊もいつでも出動できる準備をしているという。これはただごとではない。前日にICE(移民関税執行局)による大規模な不法移民の取締を行ったのだが、ロスの警察が何もしない故にICE施設が包囲され、車への放火やブロックの投石などで負傷者が出たうえに、近隣のコンビニでは略奪も起こったという。
このバックには前民主党政権時にCA州や連邦政府によって資金援助されていた左翼組織がいるようで、アンティファ、CHARLA(人道的移民権利連合)、中国共産党の支援を受けているPSL(社会主義開放党)などの左翼団体などの名が挙がっている。
今回のICEが逮捕しようとしていた不法移民はかなりの重犯罪者であるのだが、左翼はこれを守ろうとしている。それは、前政権が目指した不法移民に選挙権を与え、選挙で民主党を有利に導くためという党利党略であることは明白だ。
税金が不法移民のために蝕まれ、まともな国民がバカを見ることに、現トランプ政権は妥協せず立ち向かう姿勢を見せているわけだ。日本も同様のステルス侵略を受けている。メディアは沈黙し、従順な国民は知らないうちに、税金を蝕まれ、気がついた時はすでに遅いという未来が来る可能性が高い。
隣国はベネズエラを目指す
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http://polandball.jp/blog-entry-10271.html#google_vignette |
なお、三権分立を破壊し、司法も左派が抑えるようだ。これはベネズエラの資本主義から社会主義への移行政策を真似たものらしい。ベネズエラは石油埋蔵量が世界一で、石油企業の国有化で、その利益を国民にばらまいたのは良いが、油田の設備投資を怠った故に経済は崩壊、さらにハイパーインフレを招くような紙幣増刷も行った。これまでの世界経済を学んでいないとしか言いようがない。隣国は、経済を支えるヒュンダイなどの財閥を国有化し、ベネズエラの石油と同等に考えているらしいが、前述のように日本と断行したら見事にしっぺ返しをくらう。経済音痴が政権を担うと、国民が困窮するだけだ。
日本は、これまでアメリカだけでなく、中国や隣国とも波風を立てないようにやってきた。それが戦後日本の美学であるが、このあたりで媚中派・媚韓派の政治家を排し、言うべきことは言った方が良いと思う。
媚中派維新の元凶のハニトラが改めて報道され、父親が反社であったことや、従兄弟が同様に犯罪者で出所後に、元凶の盟友Mによって政治家秘書となったことなどが明白(名誉毀損の裁判で事実認定された)になった。同じような疑いが濃い外務大臣を筆頭とする多くの媚中派・媚韓派は、外患を引導しており、内乱罪を問われてもおかしくない。
隣国はベネズエラを目指す。(ちなみに、このタイトルは五木寛之の”青年は荒野を目指す”のパロディである。)日本は、このままだと(事実上中国の属国となった)ラオスを目指すことになる。
2025年6月8日日曜日
僻地を行くYouTube
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https://wikimapia.org/17813/ja/%E3%83%90%E3%83%AD%E3%83%BC-%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%AB%E5%B7%9E#/photo/1297841 |
私が足を踏み入れていない気候区は、前述のようにETとEFくらい。先日、アラスカの最北端のバローに行ったYouTubeを見た。https://www.youtube.com/watch?v=7qCy43gB7ic
永久凍土なので、アスファルト塗装ができないとの情報は実にありがたい。また空輸のみしか輸送手段がないゆえに物価は高い。意外にカップヌードルも売ってたり、OSAKAというレストランがあったりと、興味深かった。ただ、ツンドラがなかったので、蚊が無茶苦茶多いということもなく、これは反対に意外だった。シベリアとはだいぶ違うようだ。
もうひとつ、中国のウィグル自治区の最西端に行くYouTubeも見た。悪名高いウィグル民族への漢民族による迫害の地であるが、意外にウィグル人の警官がいて、温厚で愛想も良さそうだった。外国人観光客も多かったようだ。パキスタンとアフガニスタンとの国境、行けるところまでまで行った内容。ここは授業でほとんど教えない、H(高山)気候である。チベットもそうだが、日本には全くない凄い景色が印象的であるし、ヤクに乗るというアクティビティもあるよううだ。https://www.youtube.com/watch?v=TUkoExSZW9g&t=2149s
昔は、実際に行くか、TV番組でしか知り得なかったことが、百聞ではなく”一見”に繋がっている。だが、やはり半分は”百聞”でしかない。自分自身で体験する”一見”の重要性は変わっていないように思えるのである。
ラジエターに難あり
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https://auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t1122703398?cpt_s=onlineads&cpt_m=websem&cpt_c=webp la&cpt_n=280497681_aud-384044827646:pla-381481861571_70752603081_c&gad_source=1 |
マレーシアから帰国後、四国に行く前に購入した中古車で、そもそも古い車の上に5年ほど乗っている。四国ではだいぶ酷使したけれど、大阪に帰ってから遠出は年1・2回ほどである。そろそろ寿命なのかもしれない。私は気に入っている車なので、できるだけ長く乗りたいと思っている。
さてさて、どうなるのか、と思う。私の身体も同様に疲れやすくなっており、昨日などは、朝5時過ぎにおきたものの、朝寝で1.5時間、さらに昼寝で2時間と、睡眠過剰であった。車同様なのかなと思ったりする。
2025年6月7日土曜日
トランプ入国禁止12カ国
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https://www.istockphoto.com/jp/search/2/image-film? |
国家安全上の措置であるというのだが…。イスラムの過激派の多い国やかなり中国よりの国、厳しい専制政治の国、政治不安で混乱している国などがあり、理由は様々でありそうだ。
トランプ政権二期目の外交については、関税戦争を始め考察するのがが難しい。反グローバリズム的政策であることは確かなのだが、まだまだ判断しにくい状況にある。
2025年6月5日木曜日
アメリカ歴代大統領の祖先
強烈なのは、やはりJFKのアイルランド一国。アイリッシュの血が混じっている大統領もいるが、かれは特別である。オバマは、かなり祖先が多い。イングランド+フランス+ドイツ+スコットランド+ウェールズ+北アイルランド+スイス+ケニア(それも、故ピーター・オルワ氏と同じルオーであることを発見した。)となっている。
アイゼンハワーも面白い。ドイツ+スイス。UKの血が入っていないのはレアである。ナチのドイツと永世中立国の血を引く将軍がノルマンディー作戦を指揮したのだと思うと感慨深い。Tルーズヴェルトはオランダ系と学んでいたが、イングランドとフランスの祖先もいるようだし、トランプはスコットランドのブレスビテリアンだと思っていたが、ドイツも祖先に入っていた。
アメリカがいかに移民の国であるかがよく分かる。
2025年6月4日水曜日
アメリカの宗教事情のPP
2025年6月3日火曜日
地理探求の受験について
武田塾のYouTubeで、地理の勉強法についてまとめていた。https://www.youtube.com/watch?v=0gJBCQhqmfY
地理の法則性と地誌との絡みなど、私の言いたいことと全く同じで、実によくできている。今回の期末試験の範囲などは、民族・言語・宗教を地誌と絡めながら法則性を見ていく内容で、少しばかり探求の範囲の上を行っているといえる。(笑)今日の画像は、その武田塾おすすめの参考書である。
2025年6月2日月曜日
逆算的期末試験を作ってみた。
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https://news.goo.ne.jp/picture/sports/sponichi-spngoo-20250602-0131.html |
さて、期末テストまでの授業コマ数の計算をしてみると、なかなか厳しい。というわけで、まず土曜日に一日がかりで早くも期末考査を作ってみた。長い教員生活で初である。逆算してみると、どう見ても一神教の解説で終わりそうだ。ユダヤ教、イスラム教、カトリックと正教会の対比、ルター派・カルヴァン派・英国教会(ハイ・チャーチとロー・チャーチ)、そのうえで、旧約にある利子の禁止を元にこれらを対比。昨年度は、2学期の中間試験のスパンだったので、インド思想や日本思想(仏教や儒教も含めて)にも触れたのだが、そこまではちょっと無理なようだ。
ここは無理をせず、じっくりとやっていこうと思っている。山本投手にもドジャーズにも言えることかもしれない。
2025年6月1日日曜日
ヤンキースに2連勝
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https://news.yahoo.co.jp/articles/05558bffab3fc92ef6f87324cd16b4272996fcea/images/000 |
第2戦は、ジャッジが孤軍奮闘2HRを放ったが、なんと18対2(2回終了時点で10点差、高校野球の予選なら5回コールドである。)でドジャーズがヤンキースを完膚なきまでに叩きのめしたのだった。
ヤンキースは、大差故に8回に野手をマウンドに送ったが、ドジャーズも私も妻も大好きなキケ=ヘルナンデスが、あの変なヘルメットを被って2回めの登板(画像参照)で、最後の攻撃も0点に押さえた。(笑)あの変なヘルメット姿のキケのボブルヘッド人形、作れば絶対にファンが喜びそうである。
ワールドシリーズを彷彿とさせた第1戦だったが、第2戦はドジャーズを応援している側としては嬉しいが、ジャッジなどは実に忸怩たる思いだろう。これも野球という「物語」である。