担当のA先生から、すでに2人は無宗教だと聞かされていたので、まずはそれを確認。チェコは、フスの宗教革命以来、宗教的には複雑な歴史を持つし、ウクライナは、西からカトリック、ウクライナの正教会、ロシアの正教会など分裂傾向にある。2人とも、地図帳で出身地を示してもらったが、それぞれ東部の出身だった。社会主義時代の反ロシア的意識は強かった。色んな話をしたが、6限目の3年生全体のLHRで、プレゼンをするとのことだったので、見に行く約束をしたのだった。
チェコの留学生は、モチベーションについて、なかなか凝ったパワーポイントで日本語で語ってくれた。結論は、「勉強は未来への自分へのプレゼント」というものであった。ウクライナの留学生は、英語で(U先生の通訳つき)ウクライナ戦争の体験を語ってくれた。両方とも、生徒諸君にとって実に有意義なものであったと思う。
さて、残る時間はQ&Aであった。驚いたのは、司会のA先生が、質問はありませんか?と聞かれた時、近くにいた生徒たちが一斉に私の方を見たことである。生徒1人、先生2人が質問をしたのであるが、地理の授業で、海外の人と様々な会話を繰り広げている話もしており、期待に答える必要があると思い、残り5分というところで、「One Question!」と声を上げた。(このフレーズは、ゴルゴ13で、記者に扮したゴルゴ13が言う台詞である。正直、インパクトがあり、見事に決まったのだった。笑)
「Please teach us, Thank you,and Good bye, in Czech, in Ukraianian.」生徒諸君に、チェコ語・ウクライナ語で”ありがとう”と”さよなら”を教えて欲しいと言ったつもりである。お得意のサバイバル・イングリッシュであるが十分通じたようだ。
それぞれ教えてくれて、生徒諸君は復唱していた。最後の締めとして良き質問だったと思う。司会のA先生も実に喜んでくれたのだった。最後に、2人に私が(K外大のある)枚方在住であることも事前に言っていたので、「See you、in Hrakata.」と言ったら大受けしたのだった。(笑)
本日の画像は、ポーランドボールに良いものがなかったので、チェコ語・ウクライナ語の”ありがとう”である。
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