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2026年4月2日木曜日

戦争におけるコスト問題

https://warthunder.dmm.com/news/detail/9492
アメリカのイラン攻撃の様相が変化してきた。当初は、ステルスのB2爆撃機やトマホークミサイルなどをバンバン使っていたし、ミサイルやドローンの迎撃にもミサイルを使っていた。しかし、どう考えてもコスト面で圧倒的に不利である。300万円くらいのドローンを何億もする迎撃ミサイルで撃ち落としても馬鹿みたいだし、すでに制空権をほぼ得ているイラン本土への攻撃もわざわざステルス機を使う必要もない。しかもB2もF35もステルス性を保持するため運用コストが高く付くし、そんなに多くの爆弾を積めるわけでもない。

そこで、爆撃は冷戦時代の可変翼爆撃機B1-Bを使い、さらに地上攻撃やドローン対策で、A-10(画像参照)を使っているようだ。このB1-BもA-10も退役させる予定だったものだ。

B1-Bは、可変翼なので整備が大変である。そもそもは、核を搭載する爆撃機というコンセプトで造られたもの。(STARTの核軍縮条約で通常兵器のみに改造された。)今回、サウスダコタ州の空軍基地から往復32時間もかけて爆撃に向かったという情報もある。実は、私はサウスダコタの基地近くの航空博物館に行った時、超低空飛行をしているB1-Bを間近で見ている。高高度では翼の角度を狭め高速飛行が可能。敵地に入ってからは翼の角度を広げ低速で低空飛行する。ステルス性には欠けるが、積める爆弾は、かのB-52より多い。

A-10は、機首に、劣化ウランを弾芯とした30mm徹甲弾のバルカン砲を持っている。もちろんミサイルや爆弾もたくさん積めるが、今回は、コスト面からこのバルカン砲が見直されたようだ。戦車などミサイルや爆弾を使わなくともいとも簡単に破壊できる。ただ、すでにバルカン砲の使用は、時代遅れと見なされていた。

戦争には金がかかる。資本主義の総本家であるアメリカは、時代遅れの航空機を再利用して、コストを下げようとしているわけだ。さらに機で、ホルムズ海峡のドローン攻撃に備えるという話も出ているようだ。まさにプラグマティズムの極み…。

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