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2025年12月14日日曜日

バリ島の事件について

https://www.kkday.com/ja/blog/48017/asia-bali-february?srsltid=AfmBOor602Jwnd_H8jaOqiDc5HCmmm6w3DMmQY-H-mbYHh-iKMKkK1pT
京都大谷高校の事件について、教育関係者の端くれとして思うところを記しておきたい。単なる盗癖によるものではなく、アジア有数の観光地での集団的窃盗であることが特徴である。バリ島はインドネシアでもヒンドゥー教の島でああるが、刑法はイスラム法に則っており、外国人観光客も同様で厳しい。おそらくは、現地の刑法に従って裁判を受けることになると思われる。当然の報いである。また、学校サイドで言えば、退学勧告による自主退学ではなく、強制的な退学処分になるだろう。世界的な日本人の信用喪失という点から見ても自明の理だと思われる。

こういう窃盗は、偏差値と関係がないと私は経験的に思う。生活指導部長をしていた頃も、そういった話を偏差値の高い他校から聞いたことがある。高校に批判が集まっているようだが、学校教育云々という話は違うように思う。こういう基本的な道徳観の欠如はそれ以前の家庭教育の問題であると思う。とはいえ、京都大谷高校の信用は瓦解した。当分の間志願者は激減するだろうし、その立て直しに膨大な時間と労力を費やすことになるだろう。教育関係者の端くれとしては、学校関係者の方々の心中察してあまりあるところである。

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