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2025年11月19日水曜日

PP 英仏独露南ア蘭の国是

授業は、いよいよ最終局面に入っている。パワーポイント教材も手直しながら、イギリス・フランス・ドイツ・ロシア・南ア・オランダの国是や理想について作ってみた。
イギリスは、4つのカントリーの同君連合である。少しだけ地誌を交えた。フランス語の王権神授説の国章から君臨すれども統治せずに変化したことも階級社会も重要だし、先進国中の先進国であるイギリスの姿も伝えた。(上記画像)ここは、政治・経済の復習になる。
フランスは、フランス革命と政教分離(ライシテ)と個人主義、そして中華思想。ヨーロッパに与えた影響は多大である。特に、ライシテが如何に特別であるか、イギリスの英国国教会、ドイツのルター派とカトリックといった国家と宗教の関係性について対比する。
ドイツは、ホロコーストの反省と国際貢献。上の画像は、私が撮ったアウシュビッツ第一収容所のガス室に残されたユダヤの人々の爪痕である。ドイツの理性による理論構築のことも、ニュルンベルグ法(ホロコーストの際のユダヤ人の規定)で説明。道具的理性にも少し触れたい。
ロシアのナショナリズムと歴史的に民主主義を経ていないことは、ロシア理解の上で重要かと思う。できれば、ウクライナ問題にも触れたいところ。
南アの「虹の国」という国是は、5ヶ国語による国歌にも現れている。アパルトヘイトを乗り越えて再建途中だが、ジニ係数が世界最悪の数値であることも述べなくてはならない。
オランダに関しては、最もリベラルな国であることも重要。学院には看護コースもあるので、安楽死の話題は欠かせない。

…一気にパワーポイントのエントリーをしたが、修正したいところもある。それは、もし同じような授業構成をするとして、来年度の課題としておきたい。

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